おならが多いと太るのは、どうしてなんですか?

おならが最近多いと感じて、身体も太って来たと感じていませんか?

 

オナラ(屁)と太ることに関係はあるのでしょうか?

 

おならが多くなる原因は色々ありますが、同時に太ってしまうのは、太るのは食べたものがエネルギーとして消費されにくい体質になっているのが原因だと思われます。
オナラ

目次

おならって何?

そもそも、おならとは、何からできていると思いますか? おならの成分の7割は、口から入ってきた空気(窒素、酸素、メタン、炭酸ガス、酵素など)で、2割が血管から腸管に出てきたガスで、残り1割が腸内で細菌が食べ物を分解する時に発生するガスです。

 

体内にたまったガス(おなら)の約85%は血管を通って肺に運ばれて吐く息として出たり、皮膚まで運ばれて肌から出ているもので、残り約15%が、おならとして肛門から出ています。

 

おならが多くなる原因は?

おならの元になる主なものが、次の3つです。

 

口から入れたほとんどの食品・食べ物が、おなら(ガス)の元になっています。

① 口や鼻から飲み込んだ空気
② 炭酸飲料の炭酸
③ 腸内細菌が栄養分を分解する時の『ガス』

おならの元として一番多いのは、いつもしている呼吸(息)が原因です。

 

そして、ほとんどの食べ物が、おなら(ガス)の元になっているということです。(ただし、1日に平均すると10回以上は誰でも出ると言われています。)

 

あなたは、1日に何回おならが出ますか?

 

口や鼻から飲み込んだ空気

特に食事中に食べ物と一緒に飲み込む空気がほとんどで、腸内のガスの9割を占めています。

 

早食いをする方や熱い飲み物をすすりながら飲む方は、一緒に飲み込む空気の量がどうしても多くなってしまいます。

 

炭酸飲料の炭酸

炭酸飲料を飲み過ぎると炭酸が、おならの原因になります。コーラやビールなど、飲み過ぎていませんか?

 

腸内細菌が栄養分を分解する時の『ガス』

食べ物を食べて、その栄養分を分解する時に、腸内細菌(善玉菌・悪玉菌)が発生させるガスの主なものは、以下の2つです。

炭水化物系★(いも類や豆類など)善玉菌が担当

水溶性食物繊維を多く含む芋や豆などの炭水化物は、腸内細菌の内、主に、ビフィズス菌等の善玉菌が分解し、二酸化炭素やメタンなどのガスを発生します。

 

これらはさほど臭くないガスです。

 

タンパク質系★(動物性の肉類など)悪玉菌が担当

肉類などの動物性タンパク質は、腸内細菌の内、主にウエルシュ菌等の悪玉菌が分解し、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等の有害ガスを発生します。

 

強烈な「ニオイ成分」なので、臭いオナラとなります。

 

体内に棲む腸内細菌である善玉菌悪玉菌の理想的なバランスは善玉菌:悪玉菌=2:1の割合です。

 

肉類中心の食生活や不規則な生活習慣、ストレスや運動不足、睡眠不足などで、悪玉菌が異常に増えてしまうと、腸内環境が悪化して、悪玉菌の作る有毒ガスが急激に増えてしまいます。

 

腸内環境が悪化して悪玉菌が急増して、増えた悪玉菌の作る大量の有害ガスが、おならが多くなる一番の原因と言えます。

 

おならが多くなると太る原因

悪玉菌が増えて腸内環境が悪化することで、おならが出る回数が多くなると、太る体質になってしまいます。

 

悪玉菌の作る有害物質は、そのうちに大腸から吸収するようになり、血液に有害物質が混ざって、血液を汚してしまいます。

 

汚れた血液は、ドロドロ血液となって血流が悪くなり、各細胞に酸素や栄養分を運ぶ量も減ったり、細胞からの老廃物も回収する量が減り、新陳代謝が悪くなります。

 

食事により得た栄養分は、血行が悪くなって各細胞に引き渡すことができなくなると、栄養分を十分に消費できない(カロリー消費ができない)ためにカラダに脂肪分として溜め込むことで、太りやすくなります。

 

腸内環境が悪化しているとデブ菌が増える?

腸内には代表的な3種類の腸内細菌である善玉菌、悪玉菌、日和見菌(ひよりみきん)がいます。

 

腸内環境が悪化していると悪玉菌が増える訳ですが、腸内細菌の全体の7割を占める日和見菌のうちのデブ菌とヤセ菌のバランスも変わってくるようです。

 

悪玉菌が多くなると、デブ菌が増えて太りやすい体質になるということです。

 

デブ菌、ヤセ菌の存在

日和見菌は、大きく分けるとヤセ菌とデブ菌の2種類に分けることが出来ます。

 

肥満の原因として、デブ菌ヤセ菌が大きく関わっています。

 

・デブ菌(ファーミキューテス類)
 デブ菌は、カラダに必要以上の栄養分も吸収して体内にため込むような働きをするので太ってしまうのです。

・ヤセ菌(バクテロイデーテス類)
 ヤセ菌は、糖を発酵させたり、脂肪細胞に働きかけて脂肪吸収を防いだりします。さらには、筋肉に作用して脂肪燃焼を活発にする働きもあります。

通常の状態だと、デブ菌4割に対しヤセ菌6割のバランスなんですが、太りやすい人はデブ菌の割合が多く、食べても太らない人は、ヤセ菌の割合が多いということになります。

 

【 デブ菌 】

食事を食べると、通常は必要な栄養分として80%を小腸で吸収し、残りの20%程度は不要なものとして吸収することなく、大腸を通ってウンチに混ぜて排出します。

 

しかし、デブ菌(ファーミキューテス)の割合が高いと、この捨ててしまう部分も吸収して体内にため込むので太ります。

 

【 ヤセ菌 】

ヤセ菌(バクテロイデーテス)が作り出す短鎖脂肪酸は、腸から吸収され血液に混ざって全身を巡り、脂肪細胞に働きかけて、脂肪の取り込みをブロックして体に余分な脂肪の蓄積を防ぎます。

 

また、ヤセ菌が作り出す短鎖脂肪酸は筋肉に作用して、脂肪の燃焼を高めてくれます。

 

オナラが多くて腸内環境が悪化していて悪玉菌が多くなっている場合には、ヤセ菌が減ってデブ菌が増えているので、どうしても太ってしまうことになります。

 

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オナラを減らす対策は

食事が入ると、胃や腸のぜん動運動が始まるので、どうしてもおならは出やすくなってしまいます。

 

食後には、どうしても出てしまうのです。

 

おならを減らすには、以下の点を注意して下さい。

・食べ過ぎない

・肉類を減らす

・炭酸飲料を減らす

・早食いしない

・よく噛んで食べる

こうすることで、お腹に溜まるガスは少なくなり、おならの出る回数も減ってくるはずです。

 

おなら 音 消す 女性

デブ菌を減らしてヤセ菌を増やすには

やせやすい体質になるには、デブ菌を減らしてヤセ菌を増やす必要があります。

 

オナラを減らす対策をして腸内環境を整えると、デブ菌が減ってヤセ菌が増えるようになります。

 

短期間で確実にヤセ菌を増やしたいなら、外からヤセ菌を摂り込むことが一番です。

 

どうせ摂り入れるなら、強力なヤセ菌をガッツリ摂り込むと、今までと同じ量だけ食べても痩せやすい体質になっていきます。

 

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