便秘じゃないのにおならが臭い! オナラ対策はどうするの?

便秘だとオナラが臭くなるとよく聞くけれど、便秘じゃないのにおならが臭いのはどうして?

 

臭いオナラの元は、アンモニア・アミン・硫化水素・スカトール・インドールなどの成分です。

 

この臭い成分はどうやって出てくるかと言うと、悪玉菌が作り出しているのです。

 

肉類などのたんぱく質が腸内細菌の悪玉菌によって分解されると、臭い成分になる有害ガスを発生し、オナラにはたった1%しか混ざりませんがとても臭くなってしまいます。

目次

通常、タンパク質は小腸で消化・吸収

肉類などのタンパク質を食べると、いつもオナラが臭くなるのかというと、そうではありません。

 

適量の肉類を食べて摂ったたんぱく質は、通常、胃で消化酵素によって分解され、小腸でアミノ酸になるまで分解されて吸収されるので、臭いおならの元は作られません。

 

胃や小腸の働きが低下していたり、肉類を食べ過ぎて小腸までで消化・吸収できなかった未消化分のタンパク質は、大腸に届きます。

 

大腸に届いた未消化のタンパク質は、腸内細菌の内、主にウエルシュ菌等の悪玉菌が分解し、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等の有害ガスを発生し、強烈な「ニオイ成分」なので、臭いオナラとなります。

 

肉類などのタンパク質も小腸までに消化・吸収されていれば、おならも臭くならずに済む訳です。

 

悪玉菌が増えているのでは?

便秘じゃないのにおならが臭いのは、悪玉菌が増えてしまっていて、タンパク質を分解するのに臭い有害ガスをたくさん作り出している可能性が高いです。

 

腸内で発生した臭い有害ガスは、腸をマヒさせて腸の働きを低下させるので、小腸での消化・吸収が低下したりして、たんぱく質を未消化のまま大腸まで運んでしまいます。

 

では、どうやって臭いオナラ対策をするの

食事で摂ったタンパク質をきちんと小腸までに消化・吸収して、大腸で悪玉菌による分解を抑えるためのポイントとしては、次の2つになります。

 

・食べたタンパク質を消化しやすくする

・悪玉菌を減らす

 

食べたタンパク質を消化しやすくする

小腸で消化・吸収しきれずに、未消化のまま大腸まで届いたタンパク質が悪玉菌によって腐敗(分解)されるのが臭いおならの原因となります。

 

たんぱく質の消化を良くすることが対策の一つになります。

・よく噛んで食べる
・1回の食事で食べ過ぎない
・胃の消化準備を整えておく

 

よく噛んで食べる

早食いしたり、よく噛んで食べないで飲み込んでしまうと、胃で消化するのに負担がかかり、未消化になりやすくなります。

 

よく噛んで小さく噛み砕かれた食べ物だと胃にも負担が小さく、小腸で消化・吸収しやすい形にまで細かく消化します。

 

特に、動物性の肉類は消化しにくく時間がかかる食べ物なので、とにかくよく噛んで食べるようにすることです。

 

 

1回の食事で食べ過ぎない

一度にたくさんの肉類を食べすぎてしまうと、胃や小腸での消化・吸収できる量を超えてしまうので、未消化のたんぱく質は簡単に大腸まで届いてしまいます。

 

未消化のたんぱく質が大好きな悪玉菌は、喜んで未消化のタンパク質をエサとして分解して有害ガスをたくさん作ってしまいます。

 

1回に食べる量は、自分の限度を超えないように、腹7分目~8分目までに抑えましょう。

 

胃の消化準備を整えておく

動物性の肉類などの消化しにくい食材を食べる前には、最初に野菜サラダなどをよく噛んで食べることで、胃酸の分泌が促され、胃の消化準備が整います。

 

胃の消化準備が整う前に、消化しにくい肉類が胃の中に入ってくると、どうしても消化不良を起こしやすくなって、未消化のまま大腸に届いてしまいます。

 

悪玉菌を減らす

未消化のタンパク質を大好物とする悪玉菌の数を減らしておくことも、臭いおならが出ないようにする対策の一つとして有効です。

 

腸内細菌の善玉菌が増えると、悪玉菌を減らすような働きをします。

 

善玉菌が増えると乳酸を作り出して、腸内を弱酸性に保ちますが、酸性の環境を嫌う悪玉菌は、増えることができずに減っていきます。

 

悪玉菌が減ることで、臭いおならの元も作られるのが減るので、対策に一つになります。

 

善玉菌を増やすには、善玉菌の一種である乳酸菌を摂ったり、乳酸菌の栄養分(エサ)になる食物繊維やオリゴ糖などを摂ることも有効です。

 

善玉菌を増やすために

善玉菌(乳酸菌)を増やすためには、発酵食品であるヨーグルトやチーズ、漬物、キムチ、味噌、醤油などがあります。

 

日本人は昔から和食を食べることで知らず知らずのうちに乳酸菌を摂っていました。

 

味噌や醤油、漬物には多くの乳酸菌が含まれているのです。

 

乳酸菌を摂るにはヨーグルトというイメージもあります。

 

乳酸菌には、自分のお腹(腸)との相性があるので、普通に漬物や味噌、ヨーグルトを摂っていれば善玉菌が増える人もいます。

 

しかし、日頃から発酵食品を食べているのに、オナラが臭いという人もいます。

 

それは、今食べている発酵食品が自分の腸に合わないか、摂る乳酸菌の数が足りないかです。

 

乳酸菌をたくさん含む発酵食品や飲料は、どんなものがあるの?

 

なかなか善玉菌(乳酸菌)が増えない方へ

発酵食品を摂っていても、乳酸菌の効果が感じられず、臭いおならが出てしまう方への提案です。

 

自分の腸に合う乳酸菌かどうかは、色々試して見る必要があります。

 

色々な種類の乳酸菌が一緒になっていて、1回にヨーグルト10リットル分の数の乳酸菌が入っていて、しかも乳酸菌の栄養分(エサ)になるオリゴ糖なども入っている乳酸菌だと、一気に善玉菌(乳酸菌)が増やせると思いませんか?

→ 私が試した乳酸菌の詳細

 

 

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