過敏症腸症候群かもしれないならチェックしてみます?

近頃お腹の調子はどうでしょうか?自分でも知らない間に過敏性腸症候群になっているかも知れません。過敏性腸症候群になるきっかけなんてほんのちょっとしたことが原因になっている場合も多いです。あなたが、過敏性腸症候群に該当するかチェックしてみましょう!

腹痛 張り 女性

目次

あなたも過敏性腸症候群かもしれない?

仕事でプレゼンしなければならないとか、大勢の前で説明しなければならないとお腹に変調をきたして、腹痛になったり、下痢や便秘になったりすることはありませんか?転勤や出張など環境の変化にお腹が不調になり便秘や下痢が続くことはありませんか?これって過敏性腸症候群の可能性ありです。

 

楽しみのはずが過敏性腸症候群の原因に

プライベートでの楽しみである旅行やキャンプなどは、自由に楽しんでリラックスしたい時のために、レジャーとして行なっているのですが、時としてこの環境の変化(不慣れな状況)は、大きなストレスとなります。

 

日頃の仕事や家庭でのストレスと重なって、リラックスするどころか余計にストレスとなって、過敏性腸症候群を引き起こす原因になってしまう場合もあるのです。

 

過敏性腸症候群の初期段階

過敏性腸症候群になると最初は、お腹の調子が悪くなる腹部症状が出ます。軽い腹痛であったり、腹部に張りを感じる膨満感であったり、お腹に違和感を感じる程度のものから始まります。

 

その他、お腹がゴロゴロ、キュルキュル、グーグーいったりする『腹鳴』(ふくめい)や、お腹にガスがたまっていると感じる『ガス貯留感』というのも場合によっては出ます。

 

その程度であればまだ良いのですが、やがて便通の異常となる症状が下痢便秘という形で現れます。

 

便通異常

過敏性腸症候群が進行してくると下痢や便秘といった便通異常が症状として現れます。

下痢の場合は、突然の下痢に襲われたり、ひどい下痢便(ほとんど水のような状態)であったり、ウンチの回数が多く1日に3回以上にもなるといった症状が出ます。

 

便秘の場合は、ウンチが固くなって排便が困難になったり、固くコロコロしたウンチになったり、週に1,2回しかウンチがでなくなったりする症状が出ます。

 

下痢だけ便秘だけというわけではなく、下痢と便秘を繰り返すといった症状として現れる場合もあります。

 

過敏性腸症候群かチェックしてみましょう

過敏性腸症候群には『国際的診断基準』があります。

国際的診断基準の『RomeⅢ』

①6ヶ月以上前から腹痛またはお腹の不快感があって、最近の3ヶ月においては1ヶ月に3日以上腹痛またはお腹の不快感があること。

 

②次のabcのうち、2つ以上該当する

a.腹痛またはお腹の不快感は、ウンチをすると軽くなる

b.腹痛またはお腹の不快感があると、ウンチの回数が極端に増えたり減ったりする

c.腹痛またはお腹の不快感があると、ウンチが硬くなったり柔らかくなったりする

 

③腸が狭くなったり、潰瘍や腫瘍などの損傷がないこと

 

①②③のすべてに該当する場合は、過敏性腸症候群と診断されます。

 

日本の実情に即したもの『BMW基準』

(1)腹痛やお腹に不快感や膨満感がある

(2)便通異常(下痢や便秘もしくは、下痢と便秘を交互に繰り返す)がある

※便通異常にはウンチの回数が極端に増えたり減ったり、ウンチが硬くなったり柔らかくなったりすることを伴うこと。

(1)(2)の症状が1ヶ月以上繰り返すことがあり、かつ、腸が狭くなったり、潰瘍や腫瘍などの損傷がない場合には、過敏性腸症候群と診断されます。

まとめると、胃や腸に異常は見られないが、腹痛やお腹の不快感が続き、ウンチをすることで症状が軽くなり、下痢や便秘になる回数が多い場合には、過敏性腸症候群の可能性が高いので、病院を受診してみることですね。

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