転職して新しい職場へ行き、周りも優しくしてもらっているので、そんなにストレスだと感じていないつもりなのに下痢が長く続くなんてことはありませんか?ヒトは環境の変化を嫌うものなのです。ちょっとした環境の変化でも自律神経を乱してしまうんですよ。
便秘から下痢に
私の場合も、元々は便秘気味で悩んでいたんですが、転職したとたんに下痢や軟便がずっと続くようになったんです。1日のうちで10~12時間程度も職場にいる訳で、この長時間いる環境の変化は、やっぱり何だかんだ言っても影響が大きものだと後になって良くわかりました。
自分にとっては、便秘気味でウンチがかたくなって出すのにとっても苦労していた頃から比べると、下痢や軟便は割りかし短時間でスッと出すことが出来たので、そんなに悪いことでもないと思っていました。しかし、1ヶ月も毎日、下痢もしくは軟便が続くとヤバイと感じるようになったのです。
特に、下痢の場合はいつどこで便意が来るかということを恐れる毎日でした。いつでも行けるようにトイレの近くで仕事をしている時は良いのですが、通勤の時や仕事で外に出ている時は、いつ下痢の便意に襲われるのかというのは怖い・怖い状態でした。いつ下痢の便意に襲われるかの不安もストレスとなってしまっていたかも知れません。
ストレスから腸内環境が悪化
これらのストレスは、自律神経を乱します。つまり、自律神経である交感神経と副交感神経がバランスが崩れてしまって、交感神経の働きを強くしてしまうので、常にカラダが興奮状態で緊張しているため、副交感神経の管理する胃や腸の働きは、低下してしまいます。
胃腸の働きが低下すると、食べたものの消化・吸収が悪くなって未消化のまま大腸まで届いてしまうと、腸内に悪玉菌を増やしてしまい腸内環境を悪化させると、腸のぜん動運動(ウンチを腸から肛門まで運ぶ動き)を異常にして活発にし過ぎてしまいます。その結果、大腸で水分を吸収して適度な固さのウンチにするはずが、異常なスピードで大腸を通過してしまうので、水分を多く含んだまま排出されるので、下痢や軟便になってしまいます。
腸内環境の悪化は自律神経を乱しやすい
自律神経は精神的な影響に左右されやすいです。特に腸内環境が悪化していると、自律神経が乱れやすくなります。というのも、幸福を感じたり、心を落ち着かせたりするので幸せホルモンと呼ばれる『セロトニン』(心の状態を整える働きがある神経伝達物質ホルモン)という脳内にあるホルモンが大きく関わっているからなんです。
悪玉菌が増えて腸内環境が悪化すると、脳内にセロトニンを届けることができなくなって、セロトニンが不足してしまうことで幸福を感じたり、心を落ち着かせたりすることができにくくなります。そうなると、精神的な安定を得にくくなり、ちょっとしたストレスに対しても不安感が大きくなり、自律神経を乱れさせてしまうのです。
腸内環境を整えて下痢を改善
下痢や軟便がしばらく続いて、特に突然の下痢からの便意をどうにかしたいと思っていたので、腸内環境を改善することが必要だと感じていた私は、善玉菌を増やすことで腸内の悪玉菌を減らしていくことにしました。善玉菌の一つである乳酸菌をたくさん摂れば良いのでは、という考えにたどり着きました。
このおかげで、腸内環境を改善することができて、下痢や軟便を改善することができました。
私のたどり着いた善玉菌を増やすのにとった行動が、こちらです。