便秘のまま放っておくと、血液が汚れてドロドロになってしまいます。血液を汚す○○が腸内に大量に増えてしまうからなんです。便秘を放っておくと、大変なことになりますよ!
便秘になると血液ドロドロになる理由
便(ウンチ)は、カラダに不要な老廃物なので、すみやかに体外に排出されるべきなのですが、便秘になるとウンチが大腸の中に長い期間とどまることになります。
悪玉菌は、大腸にたまったウンチを腐敗させて、インドール、スカトール、アンモニア、硫化水素などの腐敗ガスを含む有害物質を作り出します。有害物質(腐敗ガスなど)は、オナラやウンチの臭いニオイの元になります。
悪玉菌が作る有害物質も早くウンチと一緒に体外に排出すべきなのですが、この有害物質が腸をマヒさせて働きを低下させるので、さらにウンチは排出されにくくなって、便秘の状態が長引きます。
有害物質がウンチと一緒に排出されないで、腸内にずっととどまっているので、そのうちに大腸も有害物質を吸収するとになります。腸壁から吸収された有害物質は、血管内へと入っていって血液と混ざって、血液を汚してしまいます。
血液に有害物質が混ざると、有害物質を退治しようとして白血球の動きが活発になるのです。血球の中でも最も大きい成分である白血球の活動が活発になると、血液の粘度が高くなります。このような状態では、白血球同士もくっつきやすくなったり、血管壁にもくっつきやすくなるので血液ドロドロの状態と言えます。
ドロドロの原因は悪玉菌の増加
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種の腸内細菌が存在します。
・善玉菌・・・カラダに良い働きをする(乳酸菌、ビフィズス菌など) ・悪玉菌・・・カラダに悪い働きをする(ウェルシュ菌、病原性大腸菌など) ・日和見菌・・・善玉菌と悪玉菌のうち、優勢な方に味方する |
善玉菌:悪玉菌:日和見菌のバランスが2:1:7の場合は、善玉菌が優勢な状態なので腸内環境は整った状態と言えますが、バランスが崩れて1:2:7の場合に近づくと、悪玉菌が増えて悪玉菌が優勢な状態となって、腸内環境は悪化した状態と言えます。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌は、どれかが全くなくなることはありません。そして日和見菌の割合は、ほぼ変動することなく、全体の7割を占めています。変動するのは残りの3割で、善玉菌と悪玉菌がどのように占めるかということなのです。
悪玉菌が増えると善玉菌が減り、善玉菌が増えると悪玉菌が減るという関係にあります。なので食べすぎて、小腸で未消化の食べ物が大腸まで流れて行ったり、肉類やファストフード、インスタント食品などを中心とした食事を摂っていると、これらは悪玉菌の大好きな栄養分(エサ)となるため、悪玉菌を一気に増やしてしまうことになります。
悪玉菌の増加は、善玉菌を減らすことになるので、腸内環境は急激に悪化してしまいます。悪玉菌の優勢な腸は、血液をドロドロにすることになるのです。
善玉菌を効果的に増やすには?
善玉菌を効果的に増やすことで、血液中の有害物質が減ります。血液と一緒に全身を巡っていた有害物質がカラダに与えていた悪影響により、不調(病気)があちこちに発生していたものが、善玉菌が増えることで解消される様になります。
できるだけ効果的に増やすための方法を解説していますので、参考にして下さい。
善玉菌(乳酸菌)を増やすとカラダ(健康)にいいことばかり!!