腸の働きが低下するとどうなる?

腸は、カラダの中で健康に過ごすために、とても重要な役割をしています。腸の働きが低下すると、どれだけダメージを受けるか知っていますか? 腸は健康に暮らすためにとっても大切な臓器なんです。

目次

腸の働きとは?

腸の働きとしては、

【 小腸 】・・・食べた物から栄養分を消化・吸収

【 大腸 】・・・排出すべきウンチを作って肛門に向かって押し出す大腸の動きによって、排便

という働きをもっています。

 

 

小腸の働きが低下すると

小腸の働きが低下すると、食べた物の消化が不十分となって未消化のままで、小腸を通過して大腸へ食べたものを送ってしまいます。

 

小腸で未消化になると、以下のような事態を引き起こしてしまいます。

① 栄養分を吸収できない

② 未消化の食べ物が大腸に届く

 

① 栄養分を吸収できない

折角、カラダのエネルギーとして食べた食事が、栄養分を吸収することができないので、必要なエネルギーや栄養素が不足してしまいます。

 

② 未消化の食べ物が大腸に届く

未消化の食べ物のうち、肉類(脂質)や糖分(糖質)は悪玉菌のエサとなるので、大腸内の悪玉菌がこれらを栄養分として増えて元気になってしまいます。

 

腸内に悪玉菌が増えてしまうと、悪玉菌の作り出す有害物質によって、腸がマヒさせられて余計に腸の働きが低下してしまうのです。

 

大腸の働きが低下すると

大腸は、ウンチを作ってそれを体外に排出するという重要な役割があるのですが、大腸の働きが低下しているということは、大腸の便を肛門へ運ぶ動きの蠕動運動(ぜんどううんどう)も弱くなってしまうことになるため、作ったウンチを排出できないで大腸の中に長く残してしまうことになります。

 

食べ残した残飯をテーブルの上に何日も放っておくと、腐ってしまうのと同じようなもので、便が大腸の中に長い時間残ったままになると、その便(ウンチ)を悪玉菌が腐らせて有害物質をたくさん作ってしまいます。

 

大腸の中で悪玉菌の作る有害物質が増えると、有害物質によって大腸がマヒして大腸の働きもさらに低下してしまいます。

 

 

悪循環になってしまいます

腸の働きが低下

   ↓

悪玉菌が増えて有害物質を作る

   ↓

有害物質がさらに腸の働きを低下

   ↓

常に腸の働きが低下したままになる

 

悪玉菌の作る有害物質は

悪玉菌の作る有害物質は、腸の働きを低下させるだけではなくて、カラダ全体の健康を害することにつながります。

 

腸の働きが低下しているので、ウンチを体外に出すことができないと、ウンチと一緒に老廃物や有害物質を排出できないので、長い間、有害物質も大腸の中に入っています。

 

そのうちに大腸から有害物質が吸収されて、血液に混ざって全身を巡ることになります。有害物質が血液と一緒に全身にまわると、細胞や各臓器の働きも低下させるので、カラダのあちこちに不調が出るようになります。

→ 有害物質が全身を巡ると不調になるのは?

 

腸の働きが低下したと気になる時は

腸の働きが低下した時には、腸の働きが回復するまでしばらくは、胃や腸に負担をかけない食事を規則正しく摂るようにする必要があります。

 

腸の働きは、食事だけではなく、ストレスや睡眠不足、不規則な生活環境などによっても低下するのです。

 

仕事上の付き合い、接待、残業、人間関係など色々な要素が組み合わさって、腸の働きを低下させる原因が周りにはたくさんあります。

 

その対策として、腸内に悪玉菌が増えないように善玉菌を増やしておくことが効果があります。腸内に善玉菌が多いということは、腸内環境が整っている状態と言えます。

 

腸内環境を整えるための、オススメの方法を紹介いたします。

 腸内環境を整えるオススメの方法は、こちら

 

 

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