ヨーグルトなどで乳酸菌を摂っても、乳酸菌の寿命は、どれくらいなのか知っておきたいですよね!
腸内環境を改善するために善玉菌の1つである乳酸菌を摂っても、腸内にずっと住み着くことはできません。
いつかは、排出されてしまいます。
一体、どれくらい腸内にとどまっていることができるのでしょうか?
えっ!乳酸菌の寿命って意外と短い期間なんですね。
目次
外部からの乳酸菌は1週間程度が限界
外部から取り込んだ乳酸菌は、乳酸菌の寿命より前に体外に排出されるようになります。
ヨーグルトやサプリメントなどで外部から摂り入れた乳酸菌やビフィズス菌は、腸内にすみつくことはできないのです。
すべてがすみつくことができないとは言い切れませんが、少なくとも、現在販売されているヨーグルトや乳酸菌サプリに含まれる乳酸菌やビフィズス菌で腸内にすみつくことができたものはありません。
通常の場合、乳酸菌やビフィズス菌は摂取後、3日から長くても1週間程度で便と一緒に排出されてしまいます。
腸内にいる間はきちんと善玉菌としての働きをしています。
どうして腸内に定住できないのか?
人には、外部から入ってきた細菌やウィルス、体内に発生したガン細胞などを排除するシステムを免疫機能として持っています。
免疫機能は、身体が病気にならないように外部から侵入してくるものをチェックしているのです。
外部から入ってきた乳酸菌がいくら身体に良い働きをするからといって、腸内に長く定住させることを許しません。
それは、身体に良ければ何でも住み着かせてしまうと、腸内の細菌のバランスが崩れることで、健康維持ができなくなることを防ぐためです。
元々から腸内に住み着いてる乳酸菌(常在菌)については、『免疫寛容』と言って、住み着くことを許されているのです。
免疫機能は、常在菌を体外へ排出する働きは、しないのです。
乳酸菌は毎日摂る必要がある
加齢やストレス、食生活や生活習慣の乱れなどによって悪玉菌が増えると、腸内に住み着いた乳酸菌(善玉菌)が減っていくので、その対策として毎日こまめに補給していくしかありません。
一時的に大量に摂っても、1週間程度で排出されるので、まとめて摂っても継続していくためには意味がありません。必要量を毎日継続して摂ることが大切です。
毎日摂るためには
乳酸菌を含む食材(ヨーグルトやナチュラルチーズや発酵バター、味噌・醤油、漬物、キムチやザーサイ、ザワークラフト、ピクルスなど)を毎日きちんと摂ることが必要です。
善玉菌の1種である乳酸菌を含む食材には、発酵食品があります。
ヨーグルトやチーズなどは、動物性乳酸菌を多く含む食品で、味噌、キムチ、ぬか漬けなどは、植物性乳酸菌を多く含む食品です。
これらは、日頃から適量を食べる分には、善玉菌(乳酸菌)を増やす効果はありますが、どうしても乳酸菌の数が少ないので、効果も弱いということになってしまいます。
だからと言って乳酸菌の数をたくさん摂りたいために適量を超えてしまうと、ヨーグルトなどではカロリーの摂り過ぎに、キムチや漬物だと塩分の摂り過ぎになり、逆に身体に負担をかけてしまいます。
私は、乳酸菌をたくさん摂るためにヨーグルトを毎朝たくさん(200g~300g)とるようにしたんですが、カロリーの取り過ぎで太ってしまいました。
乳酸菌サプリメントを試してみました
乳酸菌を濃縮したサプリメントであれば、わずか数グラムでヨーグルト10食分以上の乳酸菌の量を摂取することができるようになっています。
無理してたくさんのヨーグルトを食べなくても、ほんの数グラムの乳酸菌サプリを摂るだけで良いのです。
しかもカロリーは、ほんのわずかです。
もっと早くから乳酸菌サプリにしておけば、ヨーグルトで太ることもなかったのにと、後悔しました。