焼肉が大好きで、焼き肉を良く食べるという女子も多くいます。肉類をたくさん摂ると便秘になりやすいと言われます。しかし、お肉は食べたいし、便秘にもなりたくない。肉類をたくさんとっても、便秘になりにくくするには、どうすれば良いのでしょうか?
目次
焼き肉好きが便秘になりやすい原因とは?
焼き肉を食べると、お肉に含まれている脂肪分が潤滑油となって固くなったウンチをスムーズに排出できるようになり、少しだけ食べる分には便秘を一時的に解消するとも言われていますが、どうしてもたくさん食べてしまうので便秘になりやすくなります。
腸内細菌の悪玉菌は、お肉が大好きで、肉類のたんぱく質や脂質を分解して、有害物質を作り出します。有害物質は、腸をマヒさせて腸の働きを低下させてしまいます。そして、腸のぜん動運動(うんちを腸から肛門まで運ぶ動き)も弱めてしまいます。
そうなると、ウンチが腸の中に長くとどまってしまうため、悪玉菌はうんちを腐敗させ有害物質をどんどん作り出します。腸内は、悪玉菌がすみやすいアルカリ性の環境になり、悪玉菌が増殖して、腸内環境を悪化させていきます。
結果として、腸内を移動しにくくなって大腸に留まっているウンチから必要以上に水分を吸収してしまうようになると、ウンチはさらに固くなって出にくいので、便秘という症状になります。つまり、お肉が悪玉菌のエサとなって便秘を引き起こしているんですね。
便秘をしにくい焼肉の食べ方
でも、やっぱり焼肉は食べたいものです。焼肉も以下の点に注意しながら食べると、十分に便秘を予防することが可能です。
大根キムチ(カクテキ)をまずは、食べましょう。
種類がたくさんあるキムチの中でも一番効果があるのは、大根キムチのカクテキです。キムチ類は唐辛子のカプサイシンが血糖値の上昇を抑えたり、生の大根には炭水化物の消化酵素のジアスターゼ(アミラーゼ)や、たんぱく質分解酵素のプロテアーゼ、脂質の消化を助けるリパーゼなど、いずれも胃腸の消化を促進するものがたくさん含まれています。
野菜と一緒に食べる
お肉をたくさん食べたかったら、それ以上の生野菜を摂るようにしましょう。お肉ばかり食べて、その後で生野菜となると大変なので、サンチュを用意して、毎回、焼いたお肉をサンチュで巻いて食べましょう。
サンチュで食物繊維が摂れるだけではなく、巻いて食べる方が食べごたえがあるので満腹感を得やすくなります。
海藻スープやサラダをプラス
海藻は、食物繊維とミネラルの宝庫。ミネラルには、腸内で便を柔らかく保ってスムーズな排出を促す働きがあります。
ここでのサラダは塩キャベツ・大根サラダ・ごぼうサラダ・きのこサラダなどを摂りましょう。炭水化物が多い野菜であるじゃがいもやさつまいも、かぼちゃ、とうもろこしなどは避けましょう。
焼肉+ごはんは、便秘にも最悪ですし、一番太りやすパターンです。
善玉菌(乳酸菌)を多めに摂る
後は、お肉によって腸内の悪玉菌が増えても大丈夫なような対策をとっておくことです。それは、焼肉をしっかり食べるぞという時は、前もってしっかりと、いつもより多めの善玉菌(乳酸菌)を摂ることです。肉類が多めになるとどうしても、悪玉菌が増殖しやすので、悪玉菌の対策として、善玉菌(乳酸菌)をたくさん取り入れておくことです。
普段から腸内に善玉菌(乳酸菌)を増やしておくと、たまに焼肉をガッツリ食べても悪玉菌によって腸内環境を悪化させて便秘が続くようなことを防ぐことができるのです。
腸内環境が整っていない場合は、焼肉を食べることで悪玉菌が急激に増えて、腸の働きを低下させやすくなるので、便秘などカラダに悪い状態になってしまうのです。こうなってしまうと、腸内環境を改善して腸の働きを回復させるのに長い時間がかかってしまいます。
焼肉食べて便秘に悩まないためには、善玉菌(乳酸菌)をうまく摂ることがポイントです。