高血圧と便秘には恐ろしい関係があります。これは生死に関わることにも発展するのです。高血圧も便秘も一時的なってしまうのはしかたのないことですが、そのまま放っておくと大変なことになるかもしれません!
高血圧の方が便秘になって、力一杯にいきんでしまうととても危険です。急激な血圧の上昇で血管を破裂させる危険性が高いのです。高血圧の方は、便秘にならないように日頃からケアしておきましょう。
目次
高血圧の方の血管
高血圧の方の血管には常に高い圧力がかかっているので、血管はその圧力に耐えようとして、血管の壁を厚く固くします。血管がしなやかさをなくすために、コレステロールなどの脂質が血管内にたまりやすくなって、その部分は血管内が狭くなり、血圧はさらに高くなってしまいます。
一時的な高血圧であれば大きな問題はありませんが、高血圧の状態で放っておくと血管はどんどん厚く固くなって、詰まりやすくなったり、もろく破裂しやすくなります。できるだけ血圧を上げないように注意する必要があります。
便秘で『いきむ』と危険
そんな状態のところに便秘のために力いっぱい『いきんで』しまうと、一気に血圧は60~100mmHgも上昇してしまいます。もろくなった血管に、高い圧力がかかってしまうと、もう血管は破れるしかありません。脳内で破れると脳内出血してしまい、体に麻痺が残ったり最悪は死亡に至ってしまいます。
高血圧の薬が便秘になりやすくする
高血圧の薬として血圧を下げるために『降圧剤』を服用します。その中でも『降圧利尿剤』という薬の副作用が便秘と関係しています。
降圧利尿剤は腎臓に働きかけて水分とナトリウムの排出を増加させ、血圧を高くする体内のナトリウムを水分と一緒に尿として排出することで、血圧を下げるようにする薬です。体内から水分がどんどん出て行くことで、ウンチの水分も少なくなり固くなってしまいます。ウンチはズムーズに腸内を肛門へと移動することができにくくなり、便秘になってしまうのです。
便秘が高血圧になりやすくする
反対に便秘になっていいる方は、高血圧になりやすいという関係もあります。自律神経によって血圧のコントロールがされているのですが、便秘になると悪玉菌が増えて悪玉菌の作る有害物質が、自律神経の働きを乱すために血圧も乱れ上昇したり、頭痛、めまい、肩こり、イライラ、不眠なども引き起こしやすくなります。
日頃から便秘対策を・・・
実際に親戚のおじさんが、トイレを出てすぐに倒れて脳内出血のため亡くなりましたが、これもトイレで強くいきんで血圧が急上昇したことが原因のようでした。割りと身近でも起きる、現象だと実感しました。
私も、以前便秘でなかなかウンチがでなくて踏ん張って、強くいきんで出すことが多かったのですが、いきんだ後は頭がクラクラすることもよくありました。すごい血圧が頭にかかっていると実感できました。特に、ウンチが少しでも出始めると、さらに力強くいきんでしまうので危険です。
最近の健康診断では血圧が高めだったこともあり、便秘には用心しています。日頃よりヨーグルトを食べていましたが、私には便秘の解消効果は弱く、何度か固いウンチが続いて苦労していきんで出していました。
ヨーグルトではあまり効果を感じることができませんでしたが、1回でヨーグルト10リットル分の乳酸菌が摂れる乳酸菌サプリと出会い、ほとんど力を入れること無く数秒で排便できるようになりました。あまりの凄さにビックりしたのですが、これは薬(医薬品)ではなく、健康食品の位置付けのサプリメントなので副作用も心配する必要もありませんでした。