女性にも結構多いのが切れ痔です。女性は、無理なダイエット、妊娠や出産など便秘になりやすいこともあり、ウンチが固くなることで肛門に傷をつけやすいのです。切れ痔になるのは便秘だけではないんです。下痢になっても切れ痔になる場合があるんですよ!
目次
女性特有の便通異常の理由
女性には生理周期というものがあるため、その周期によって便秘になりやすかったり、下痢になりやすかったりしてしまうのです。子供をお腹の中で成長させて出産するという大切な仕事のために備わったものなのです。
★生理周期の3つの時期とは?
【月経期】(生理期間中) 【卵胞期】(生理終了後~排卵日) 【黄体期】(排卵後~生理前) |
3つの生理周期によって、それぞれ多く分泌される女性ホルモン種類が変わってきます。その女性ホルモンによって便通の状態が便秘や下痢へと影響を受けてしまうのです。
女性は便秘になりやすい
女性は便秘になりやすい傾向がありますが、その原因のひとつが女性ホルモンの一つである黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響です。黄体期(排卵後~生理前)になると黄体ホルモンの分泌が増え、腸のぜんどう運動(食物や便を送ろうとする動き)が弱まります。生理(月経)が近づくと、便秘しがちになるのはこのためです。
女性は下痢にもなりやすい
生理中に子宮内膜から『プロスタグランジン』という物質の分泌量が増え、過剰に分泌されることが原因で下痢になりやすいと言われています。プロスタグランジンは、出産の時に陣痛を起こす効果もあり、女性にとってはとても重要な物質です。
プロスタグランジンは子宮を収縮させる作用があり、下腹部に痛みを引き起こす原因となります。子宮の収縮運動は、子宮を取り巻く臓器にも影響を与え、これが大腸の働きを活発にしてしまうことで、ウンチが水っぽいままで送られてしまい下痢などの症状を引き起こしてしまいます。
女性はカラダの仕組み上、生理中には下痢になりやすくなってしまうのはしょうがないことなのです。
切れ痔になる理由
固くて太いウンチを無理やり出してしまったら肛門は柔らかくデリケートな部分であるので、固いウンチによって切れたり傷がついたりして出血してしまいます。これが慢性的な便秘になったら、ウンチのたびに毎回、痛い思いをして肛門を傷つけることになります。
また、固いウンチだけでなく下痢でも切れ痔になります。下痢の時には突然漏れないように肛門を閉めて我慢します。その我慢を解いて一気に下痢を放出すると圧力がかかって水の様な下痢は、ウォーターカッターのように肛門を切り裂くことがあります。早く出してスッキリしたいと思ってもあまり一気に出してしまうと危険なのです。
私の悩みは・・・
私の場合は、固いウンチに悩まされました。ウンチ全体が固くなると言うよりは、ウンチの先端(肛門から出始める先端部分)だけが特に固くなるという状態だったので先端さえ出てしまうと、後はスッと出ていたのですが、先端を出すのにいつも肛門が切れていました。
毎日死に物狂いで出していたので、朝のトイレが恐怖でした。固いウンチを出してウォシュレットをするとお尻(肛門)がとてもしみました。そしてトイレットペーパーには血が付いていたのでした。早く切れ痔を直さないと、ひどくなってしまったらどうしようと怖くなりました。
便秘にも下痢にも効果のあるものは
どうしても女性の方は、女性ホルモンの影響により、便秘や下痢といった便通異常をおこしやすい状況にあります。少しでも腸の働きが正常にしっかり働くようにするには、日頃から腸内環境を整えておくことが必要です。
腸内に善玉菌を増やして、悪玉菌を減らして腸をキレイに保つことで、健康や美容が維持できるということは、聞かれたことがあると思います。カラダに色々な不調を発生させないためにも腸を正常に働かせることは大切なことなのです。
善玉菌の1つである乳酸菌を体内に増やしてあげることで、腸内環境が整うと便秘にも下痢にもなりにくい健康的な腸にすることが出来ます。私の場合は、固いウンチで切れ痔になりかけていましたが、今は全くその心配はありません。