腸内環境が良い状態、整っている状態とは、どんな状態なのかというと、快便であったり、風邪や病気にかかりにくくなったり、アレルギー症状が軽くなったりなど、健康を維持していくのにとっても良い状態のことを言うのです!腸内環境を整えるとカラダに良いことばかりです。
目次
腸内環境が良い(整っている)状態とは?
腸の働きが正常なため、消化・吸収・排便といった重要な機能がスムーズに行われます。それに関連する色々な症状が改善され、健康を維持する働きが強くなっていくのです。
・便通が良い |
便通が良い
腸のぜん動運動(うんちを腸から肛門まで運ぶ動き)も活発になり、食べたものがスムーズに排出されるので便秘や下痢になりにくく快便になります。快便なので、うんちは程よい固さで、バナナ状の褐色で、水に浮くんですよ。
免疫力が高い
腸内環境が良い状態とは、腸内に善玉菌が多く、悪玉菌が少ない場合を言います。善玉菌には、免疫細胞の働きを活発にする働きがあり、免疫力をアップしてくれます。そうなると外部から侵入してきた細菌やウィルスを素早く退治することができるので、風邪やインフルエンザなどの感染を防ぐことができます。
アレルギー症状が緩和
免疫機能が正常に働いている場合は良いのですが、腸の働きが悪くなると免疫機能に異常が生じ、免疫細胞のバランスが悪くなって、異物に対して過剰な反応をすることでアレルギー症状が起きます。腸内環境が良いと、小腸が免疫細胞のバランスを良くして、免疫機能が誤動作を起こしにくくなるため、アレルギー症状が緩和されます。
肌荒れ・吹き出物が少ない
腸内環境が悪いと多くなった悪玉菌が有害物質をたくさん作り出します。腸内環境が悪いと便秘にもなりやすので、悪玉菌の作る有害物質をウンチと一緒に体外へ排出できないので、腸が吸収してしまうのです。
有害物質が腸により吸収されると、血液に混ざって体内を巡って全身に行き渡ります。そしてその有害物質を毛穴から体外へ出そうとして放出することが忙しくなると、肌の新陳代謝のタイミングを狂わせてしまうので、肌のターンオーバーがうまくいかず、肌が荒れたままになります。同様に、ニキビや吹き出物もできやすくて、治りづらい状態になるので最悪のお肌状況になってしまいます。
腸内環境が良いと悪玉菌の作る有害物質も少なく、便通も良いのでスムーズに有害物質はウンチと一緒に排出されるので、血液に混ざることもなく血液はキレイに保たれるので、美肌維持に繋がります。
ストレスに負けない
善玉菌(乳酸菌)は、心を落ち着かせる『セロトニン』や、やる気を生み出す『ドーパミン』といった脳内の神経伝達物質を作り出す働きをするのですが、腸内環境が悪くなると悪玉菌が増えて、善玉菌(乳酸菌)が不足してしまいます。
人の身体と心をバランス良く保つためには、神経伝達物質のドーパミンとセロトニンが必要なんですが、それらを作り出す善玉菌(乳酸菌)が少ないと、ドーパミンやセロトニンが不足してしまいます。そうなると、ちょっとしたストレスにも負けてしまうようになります。
腸内環境が良くなって善玉菌(乳酸菌)が増えると、腸内で作ったドーパミンやセロトニンが大脳にスムーズに移動して心を安定させてくれるのでストレスに負けない体作りをすることができます。
太りにくい
腸内環境が悪いと悪玉菌の作る有害物質が血液に混ざって血液を汚すことで、血液の運ぶ酸素や栄養分の量が減って十分にカラダ全体の細胞に行き渡らなくなるので、エネルギーの消費が悪くなり、余分なエネルギーを脂肪として蓄積しやすい体質になります。
腸内環境を良くすることで悪玉菌の作る有害物質も少なく、キレイな血液が保てるので、食事に摂り入れたエネルギーをきちんと消費して新陳代謝も活発になるため、太りにくい体質にすることができます。
冷え性の改善
腸内環境が悪く、有害物質・毒素を含むと血液ドロドロの状態になって、血液が流れにくく血行不良になります。また、有害物質を含んだ血液が筋肉や内蔵に届くと、これまた筋肉や内蔵の機能低下を引き起こし、血液の循環がさらに低下します。血行不良になると、内蔵も血液によって温まらないので冷え性になりやすくなります。
腸内環境を良くすることで、血液がキレイになって血行が改善されると、筋肉や内臓の機能低下もなくなり、しっかり血液によって体の内部まで暖められるので冷え性の改善につながります。
これだけ体に良いことばかり
腸内環境を良くして、デメリットなんて見当たりません。健康になって長生きしたくないと思う人には、デメリットかもしれませんが・・・。
腸内環境を良くするには、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを良くしてあげる必要があります。体に良い働きをする善玉菌を増やすことなのです。
乱れた食生活や生活習慣を改善して悪玉菌を増やさないという対策も必要ですが、善玉菌(乳酸菌)を腸内に直接摂り入れて善玉菌を増やすという対策も一緒に行うことで、より短期間で腸内環境を良くすることができるはずです。