便秘の解消にビタミンが効果があるって本当?

ビタミンは、健康や美容を維持するためには欠かせない栄養素なんですが、便秘にまで効果があるようです。便秘に効果のあるビタミンについて解説していきたいと思います。

目次

便秘に効く代表的なビタミン

特に便秘の解消に効果的なビタミンの代表的なものをご紹介いたします。

・ビタミンB1
・ビタミンB5(パントテン酸)
・ビタミンC(アスコルビン酸)
・ビタミンE

 

ビタミンB1が便秘に効果的

ビタミンB1の働きとしては、炭水化物(糖質)をエネルギーに変える働きをする栄養素です。そして、脳内の神経伝達物質を正常に保つ作用があります。このことで、腸の働きを管理する自律神経(副交感神経)に作用して、腸のぜん動運動(ウンチを腸から肛門まで運ぶ動き)を活発に動かし、便秘を解消します。

 

ビタミンB1を多く含む食品としては、豚肉、生ハム、たらこ、うなぎなどがあります。

 

ビタミンB5(パントテン酸)が便秘に効果的

ビタミンB5(パントテン酸)は、エネルギーを作るために必要な補酵素(CoA)などを作り出し、炭水化物 (糖質)、脂質、たんぱく質などの代謝を促進したり、ストレスをやわらげる副腎皮質ホルモンの働きを活発にして、ストレスへの抵抗力を高める働きをします。

 

また、ビタミンB1と同じように、自律神経(副交感神経)に作用して、腸のぜん動運動を活発に動かす働きにより便秘を解消してくれます。

 

ビタミンB5(パントテン酸)は、ほとんどの食材に含まれていますが、特にレバー、卵黄、納豆、たらこなどに多く含まれます。

 

ビタミンC(アスコルビン酸)が便秘に効果的

ビタミンCは、正式名称『アスコルビン酸』と呼ばれます。アスコルビン酸は、善玉菌(乳酸菌)の栄養分(エサ)となって、善玉菌を増やして元気にして、腸の働きを良くすることで便秘の解消をしてくれます。

また、ビタミンCは腸内で分解され発生するガスは、腸のぜん動運動(ウンチを腸からか肛門まで運ぶ動き)を活発にしたり、硬いウンチをやわらかくする作用があるため、ズムーズに排便できる効果もあります。

 

ただし、ビタミンCは、体内で作り出すことができないので、意識して食品から摂るようにすることが必要です。ビタミンCは、水に溶け出しやすい性質や、熱に弱い性質があるので調理をする時には、注意が必要となります。

 

ビタミンCを多く含む食品としては、赤・黄ピーマン、ゆず、パセリ、キャベツ、カリフラワーなどがあります。

 

ビタミンEが便秘に効果的

ビタミンEは、活性酸素を増えすぎないように抑制する抗酸化作用があるため、老化を防止したり、美白やシミにも効果があり、『若返りのビタミン』とも呼ばれています。

 

また、毛細血管を広げて血流を改善する効果もあるため、全身に血液が巡ることで腸内の血行も促進され、腸の働きが良くなることで、腸のぜん動運動が活発になります。さらに、自律神経の働きを整える効果により、交感神経と副交感神経のバランスが良くなって腸の働きが高まることでも、排便をスムーズにしてくれるので便秘の解消となります。

 

ビタミンCを多く含む食品としては、いくら、いわし、たらこ、モロヘイヤ、アーモンドなどがあります。

 

便秘だとビタミンB2、B6などが不足

以上のようにビタミンは、便秘の解消に効果があるものがたくさんありますが、逆に便秘を続けているとビタミンB2やビタミンB6などのカラダへの吸収率が低くなるので、ビタミン不足を招く場合もあるので、なるべく早めに便秘を解消する必要があります。

 

便秘解消の乳酸菌がビタミンを作る

便秘の解消に色々なビタミンが効果があるということを説明しましたが、便秘の解消にとっても効果的な乳酸菌を摂ることで、体内でビタミンが作られるのです。

 

人の体内では、作ることが出来ないので、食べることで摂るしか出来ないビタミンを乳酸菌は体内で作ってくれるんです。これってスゴイことですよね。

 

腸内で乳酸菌にが作ってくれるビタミンは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ビタミンK、葉酸といったビタミンです。ということは、便秘を解消するにはビタミンも必要ですが、乳酸菌と一緒に摂るとっても効果が良くなるということになりますね。

 ビタミンを体内で作ってくれて、短期間で便秘も解消する乳酸菌の詳細は、こちら

 

 

久光製薬 バナー トレーラー

おならの悩み バナー