腸内に悪玉菌が増える食事を続けていると、体のあちこちに異常が発生して体調不良(病気)になりやすくなりますよ。
もしかして、もうすでに体調不良が発生しているんじゃないですか? 今の体調不良は、腸内に悪玉菌が増えて腸内環境が悪化しているのが原因かも知れないですよ。
目次
どうして悪玉菌が増えてしまうのでしょうか?
乱れた食生活や乱れた生活習慣、運動不足や冷え性やストレスなどにより、腸の消化・吸収・排便の機能が低下すると、未消化のまま大腸まで食べた物が進んで、それらを栄養分(エサ)として悪玉菌が育成され、増殖してしまうのです。
腸内に悪玉菌が増える原因を作る食事とは?
悪玉菌の栄養分(エサ)となりやすい食べ物(食事)を摂ったり、その食事のとり方によっては、余計に栄養分を増やしたりしてしまいます。
悪玉菌の好物な食事の内容と、悪玉菌のエサとなりやすい食事のとり方は、以下の通りです。あなたは、大丈夫ですか?
【 食事の内容 】
・肉類中心の栄養の偏った食事 |
肉類は消化が悪いため、腸の働きが低下してしまうと、未消化のまま大腸まで食べた物を送ります。
悪玉菌は、未消化の肉類のタンパク質やアミノ酸を栄養分(エサ)として、生育してどんどん増殖します。
【 食事のとり方 】
・不規則な時間での食事 |
このような食事のとり方をしていると、腸の消化・吸収の働きを低下させて、完全に消化することなく未消化のままで大腸まで運んでしまう可能性が高くなってしまいます。
悪玉菌が増えると体に不調が・・・
悪玉菌が腸内に増えると、悪玉菌の作り出す有害物質によって、腸がマヒさせられて腸の働きである消化・吸収・排便の機能を低下させてしまいます。
腸の働きが低下すると腸の悪玉菌の作った有害物質が、便と一緒に排出されにくい状態(便秘)になり、腸内に長く残っていると腸壁からその有害物質が吸収されて、血液に混ざることで全身を巡ります。
有害物質が混ざることで汚れた血液は、以下のように全身の様々なところに健康被害となって現れます。
・有害物質で血液が汚れると、新陳代謝が悪くなって太りやすくなったり、生活習慣病を発症させる原因となります。 ・血液に入って肺まで運ばれた有害物質は、臭いとなって口から出ると口臭に、肌・皮膚から出ると体臭として出てきます。 ・血液を介して皮膚まで毒素(有害物質)が届くと肌荒れやニキビといったダメージを与えます。 ・血液が有害物質で汚れると血液中の免疫細胞の働きが悪くなり、免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症、大腸がんになりやすくなります。 ・免疫力の低下は免疫作用の誤作動を起こしやすくなり、花粉症やアトピーといったアレルギー症状の悪化につながります。 |
大腸がんは、日本女性の死因の第1位で、日本男性の第3位にランクされ、とっても腸内環境の悪化と関連性のある病気と言われています。
出典:「平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況」(厚生労働省)
ライフスタイルを変えるのは難しい
忙しい生活の中で、短時間で食事をとるためにファストフードやインスタント食品で済ませたり、肉類の多いコンビニ弁当を多用したりしている方も多いと思います。
仕事の関係で、規則正しく決まった時間に朝食・昼食・夕食の食事を摂れなかったり、会社での付き合いや接待などで、外食が多くなったり、飲みすぎ食べ過ぎになったりする環境から、すぐにライフスタイルを変えて規則正しく生活を送ることは難しいと思います。
腸内環境のことを考えるのであれば、時間はかかっても徐々に規則正しい生活に変えるように努力をしていくのも必要なことです。
せめても善玉菌を増やすことで対策
外部から善玉菌を増やしていくことで、増えていく悪玉菌の勢いを止めるようにすることです。
腸内に生息する悪玉菌と善玉菌の総数は、一定になっています。
つまり、悪玉菌が増えるとその分、善玉菌が減り、善玉菌が増えるとその分、悪玉菌が減るという関係にあります。
したがって、悪玉菌が増えるよりも早いスピードで、善玉菌を増やすようにすることで、悪玉菌の増殖を食い止めるということです。
乱れた食生活や生活習慣を改善するのは、善玉菌を摂りながら、おいおいやっていくことで、腸内に悪玉菌が増え過ぎて、その悪玉菌の作り出す有害物質によって、体調不良や病気になることを少しでも防ぐことが可能になります。
では、具体的にどのように善玉菌を増やしていくかについてはということで、善玉菌を増やして腸内環境を改善するには、どんな食事が良いかについて、まとめてみました。