ベトベト、ネバネバとして粘着質のある便を粘着便と言います。
粘着便になりやすい人は、ほとんどが腸の働きが低下していると考えられます。
粘着便は治すことができるんです。早急に、気持ち良くスルッと出せる便に改善しませんか?
目次
粘着便の原因は、腸内環境の悪化です!
粘着便は、便がベトベトして便器につきやすくなるのは、以下の2つ場合が考えられますが、両方共に原因は腸内環境の悪化です。
・便に脂肪分が多く含まれるようになった ・腸から出る粘液が過剰になった |
粘着便が出やすくなっていても、腸の働きを正常にすることで、便器にくっつきにくい便に変えることが可能です。
腸内環境を改善すると実現できること
腸内に善玉菌を増やして腸内環境を整えて、腸の働きを正常に戻してやることで、次のような効果が得られます。
【 便に食べた脂肪分が混ざらない 】
腸内に悪玉菌が増えて、腸内環境が悪化して腸の働きが低下していると、食べた肉類の脂肪分が少なくても小腸で消化・吸収しきれないで、大腸まで届いてウンチに混ざってネバネバうんちになります。
腸の働きが正常になると、非常にドカ食いをしない限りは、小腸で消化・吸収をしっかりすることが出来るようになるので、便に脂肪分が混ざることなく、スルッとした便になります。
【 腸から出る粘液を適量に 】
腸内に悪玉菌が増えて、腸内環境が悪化して腸の働きが低下していると、悪玉菌の作る有害物質の影響で、下痢や便秘、アレルギー症状、ストレスに敏感になります。
下痢や便秘、アレルギー症状、ストレスなどは、大腸を傷つける原因となり、大腸が傷つくと、傷部分を保護しようと粘液が多く分泌されます。
腸内に善玉菌が増えて腸内環境が整うと、大腸を傷つける原因の下痢や便秘、アレルギー症状、ストレスが改善されるので、大腸が元気に回復して、正常に働くようになり腸から出る粘液も適量になります。
本来は腸が出す粘液は、便をコーティングして腸内の滑りを良くして、大腸から肛門までスムーズに運ぶための粘液なので、適量であればスルッとした便になります。
腸の働きで便の状態が変わる
以上のように、くっつきやすいベトベト便になるのは、腸の働きが低下してる可能性が高いので、腸の働きが正常になるようにしてあげることです。
腸の働きが悪くなると体の色々な部分に悪影響を与えます。
もうすでに体に色々な不調が出ている場合は、腸の働きが低下している場合が多く、逆のことを言えば、腸内環境を改善することで、以下のような不調な症状を改善することが可能になります。
【 腸内環境を改善すると得られるメリット 】
・くっつきやすいベトベト便の改善 |
腸内に善玉菌が増えると、ベタベタ便が治る理由
腸内細菌は、大きく3つに分けることができます。善玉菌と悪玉菌と日和見菌(ひよりみきん)です。
腸内に悪玉菌が多いか、善玉菌が多いかによって、腸の働きが良くなったり悪くなったりします。
便器にくっつきやすいベトベト便になるのは、悪玉菌が作り出す有害物質によって、腸がマヒして働きが低下するためです。
腸内細菌 | 善玉菌 (有用菌) |
悪玉菌 (有害菌) |
日和見菌 (ひよりみきん) |
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働き |
からだの健康を維持する(消化吸収を助けたり、免疫力を高める等)ために働く菌 |
病気の原因になったりするなどの身体に害を及ぼす菌 |
特に良い働きも、悪い働きもしない菌 |
影響 |
善玉菌の作り出す乳酸が、腸の働きを活発にする |
悪玉菌の作り出す有害物質が、腸をマヒさせて働きを低下させる |
善玉菌が多いと善玉菌に味方し、悪玉菌が多いと悪玉菌の味方をする |
腸内に善玉菌を増やして、悪玉菌が増えにくい環境を作り出すことが、べとつくウンチを改善することになります。