善玉菌(乳酸菌)を増やすことで、善玉菌が作り出す乳酸や酢酸によって腸内を善玉菌が育成しやすい弱酸性に保てるので、さらに善玉菌を育て行くことが出来て、健康維持につながります。
酸性とアルカリ性
腸内環境がアルカリ性になると悪玉菌の増殖が活発になります。
悪玉菌は酸性を嫌い、アルカリ性を好む性質をもっています。
反対に乳酸菌などの善玉菌は、アルカリ性を嫌い、酸性の環境を好みます。
善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)の働きとしては、糖質を分解して乳酸や酢酸を作り出し、それらによって腸内を酸性に保つ働きをしています。
善玉菌と悪玉菌の関係は、両方を合計した数が一定数に決まっています。
なので、善玉菌が減ると悪玉菌が増え、悪玉菌が減ると善玉菌が増えるようになります。
腸内に善玉菌が多いか悪玉菌が多いのか、その割合によって酸性、もしくはアルカリ性が決まります。
したがって、善玉菌がたくさんいて善玉菌優勢な場合は、酸性になるし(腸内環境が良好)、悪玉菌がたくさんいて悪玉菌優勢な場合は、アルカリ性に傾いている(腸内環境の悪化)と言うことができます。
腸内の酸性度・アルカリ性度は、確認できます!
ちなみに、腸内の酸性度・アルカリ性度というのは、便の色や固さにより、おおよそ判断することができます。
酸性・アルカリ性の程度を表すのには、pH(ピーエイチ)もしくは(ペーハー)という 水素イオンの濃度を表わす数値の0~14で表示します。
中性(pH7.0)を真ん中として、それより小さいと酸性、大きいとアルカリ性ということになります。
腸内のPHが低い(酸性の時)ほど便は黄色っぽく、腸内のPHが高い(アルカリ性の時)ほど黒っぽくなります。
赤ちゃんの便は、黄色でpH4.5~5.5(弱酸性)、健康な人の便は、黄土色でpH5.5~6.0(弱酸性)です。
pHが高くなっていき、pH7.0(中性)を越えると茶色っぽくなり、さらにあがってpH8.0(弱アルカリ性)になるほどに黒さを増してきます。
早急に弱酸性を目指せ!
健康で食生活も偏りなく野菜中心の和食で、運動もきちんとしている人でも、加齢により善玉菌は減っていくので、その減っていく善玉菌をどうにかして増やしていく必要が出てきます。
腸内の善玉菌が減ってアルカリ性に傾いてる方(黒っぽい便が出る方)は、乳酸菌(善玉菌)を摂取したり、善玉菌のエサのオリゴ糖を摂取して、早いうちに弱酸性の状態にすることが必要です。
善玉菌を増やして腸内を酸性にしたい人の手助けになれば幸いです。
実際に善玉菌を増やすために使ったオリゴ糖(ビフィズス菌のエサ)を詳しく解説