長時間座りっぱなしのデスクワークをしている方は、お腹にガスがたまりやすい環境にあります。じっとしていることが多いため運動不足になるのはもちろん、すぐにトイレに行けない環境やエアコンの効き過ぎによる身体の冷えなどは一層、お腹にガスをためてしまうことになってしまうのです。
ガスを出にくくしてしまっている
ずっと長い時間、座りっぱなしでデスクワークをしていることや、ストッキングなどできつくお腹が締め付けられている状態が続くことは、腸を圧迫して腸の働きを悪くしてしまっています。
職場の環境がすぐにトイレに行けない状態だったり、仕事柄、トイレやおならをガマンしてばっかりいると、腸に負担をかけることになり、ウンチやおならが出にくい状態になりやすくなります。
運動不足により、腹筋が弱くなると、腹筋の助けを借りている腸のぜん動運動(ウンチやガスを腸から肛門へ運ぶ動き)も弱くなり、スムーズにガスが出なくなってしまいます。
ガスを多く発生させること
食生活や生活習慣の乱れによって便秘になると悪玉菌が増えますし、さらに悪玉菌のエサとなる肉類や脂質、糖分の多い甘いものなどは、悪玉菌をさらに増やしてしまいます。悪玉菌が増えて、悪玉菌の栄養分となるエサも増えると、悪玉菌の活発な活動により、ガスの発生は増加していきます。
また、運動不足や睡眠不足、ストレスなども腸の働きを低下させて、便秘などを引き起こし、腸に長い間、ウンチが滞留することになると、さらに悪玉菌が住みやすい環境となり増えてしまうので、ガスを発生しやすくなります。
仕事の忙しさゆえに、食事を摂る時間も十分でなく、早く食事を終わらせるために早食いになるのも、ガスを多くしてしまいます。早く食べ物を食べると、食べ物と一緒に多くの空気も一緒に飲み込んでしまいます。これがオナラの原因となってお腹を圧迫します。食事はよく噛んで、ゆっくり食べることです。
お腹にガスがたまらないようにするには
悪玉菌を増やさないようにするために、食生活や生活習慣を整えることも重要ですが、できるだけ早く効果を出したければ、善玉菌を増やしていくことが一番の近道です。
善玉菌を直接、生きたまま腸まで摂り込むことが一番効果的に改善できます。善玉菌が増えて腸内環境が整うと、善玉菌が作り出す乳酸によって、腸内は悪玉菌がすみにくい弱酸性になり、悪玉菌が減り、発生するガスの量も減ります。
そして、その乳酸は、腸のぜん動運動を促進しますので便秘の改善やガスが出やすくなり、お腹に滞留することも少なくなります。