過敏性腸症候群のガス型になると、オナラが出やすくなって、いつ人前でおならが出るのかが心配ではありませんか? 日頃から、腸が正常に働くように腸内環境を整えて、お腹にガスがたまらないようにする必要があります。
目次
おならがいつ出るのか不安
学校や職場で、長い時間椅子に座って、他人と一緒に過ごす時は、おならがいつ出るのか心配で不安になると困っていませんか?
過敏性腸症候群のガス型という病気かもしれません。おならがいつ出るのか分からないのは、精神的にとてもストレスになってしまいますよね。もし、おならが出てしまって、それがバレてしまうと恐ろしい程に恥ずかしいことなんですよね。
以下の症状がみられるようであれば、過敏性腸症候群(IBS)ガス型である可能性が高いです。
最近、おならがよく出るようになった。 |
おならが増える原因
おならが増える原因としては、次の3つが考えられます。
① 口や鼻から飲み込んだ空気 |
①口や鼻から飲み込んだ空気
食事の時に食べ物と一緒に飲み込む空気(早食いをすると、一緒に飲み込む空気の量が増える)。腸内のガスの9割を占める。
②炭酸飲料の炭酸
ビールやコーラなど炭酸飲料を飲み過ぎ
③腸内細菌が栄養分を分解する時の『ガス』
・炭水化物(イモ類・マメ類など)を善玉菌が分解する時に発生するガス
・肉類などの動物性タンパク質を悪玉菌が分解する時に発生するガス
腸内環境が悪化して悪玉菌が急増して、増えた悪玉菌の作る大量の有害ガスが、おならがいつ出るか不安にする一番の原因と言えます。
こんな生活していませんか?
食生活や生活習慣の乱れや、睡眠不足、ストレスの多い環境などのある生活をしていませんか? おならや、トイレの後に臭いニオイがしませんか?
肉類中心の食事や、ファストフードやインスタント食品を食べる回数が多くなってませんか。食事の時間も決められた時間に規則正しく摂れているでしょうか。朝食を抜いたり、夕食を遅い時間に食べたりしていませんか。昼と夜が逆転したような生活や、睡眠時間が不足したりしていませんか。
食生活の乱れは、腸内に悪玉菌を増やしてしまいます。肉類やファストフード、インスタント食品などは、悪玉菌の栄養分(エサ)となって、悪玉菌を元気にして増殖させてしまうのです。
不規則な生活やストレスは、自律神経を乱してしまいます。自律神経である交感神経と副交感神経がバランスが崩れてしまって、交感神経の働きを強くしてしまうので、常にカラダが興奮状態で緊張しているため、副交感神経が管理する胃や腸の働きは、低下してしまいます。
腸内環境が悪化している可能性大
食生活の乱れにより腸内に悪玉菌が増えたり、不規則な生活や、いつ出るかわからないおならによるストレスなどで、自律神経が乱れやすくなってしまうと、腸の働きが低下します。
胃腸の働きが低下すると、食べたものの消化・吸収が悪くなって未消化のまま大腸まで送るようになります。未消化のままのものは悪玉菌の栄養分(エサ)となって、さらに腸内に悪玉菌が増えてしまい、悪玉菌の作る有害物質により腸がマヒさせられます。
腸の働きがマヒすると、腸のぜん動運動(ウンチを腸から肛門まで運ぶ動き)が弱くなったり、痙攣したりすることで、大腸がウンチから吸収する水分の量が多過ぎたり、少な過ぎることで、便秘や下痢や軟便と言った便通の異常につながります。
また、腸内に悪玉菌が増えると、腸内環境が悪化した状態なので、悪玉菌の作る有害物質(ガス)がどんどん増えてしまいます。有害ガスは、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等の強烈な「ニオイ成分」を含むので、臭いオナラとなります。
誰にも知られたくない
できれば誰にも知られたくないことだと思います。しかし、このまま放っておくと、いつおならが出るのかが不安で、それを心配することがストレスになると、余計に症状は悪化してしまいます。とにかく我慢しないで、トイレとかで出すのが一番ですが、そうそう何度もトイレに行きにくいですよね。
腸の働きを良くするような対策を取る必要があります。腸内に善玉菌(乳酸菌)を増やして、腸内環境を整えることで、腸の働きが正常化すると便通(便秘や下痢)も改善され、ウンチと一緒にお腹にたまったガスもスムーズに排出できるので、ガス溜まりもいくらかは解消されるはずです。
誰にも知られないように腸内環境を改善するには、やはり、善玉菌(乳酸菌)を一度にたくさん摂れるサプリメントを活用するのが一番ではないでしょうかね。