ブッ、ブー、プー、ピーとおならが止まらないほど、次から次へと出てきてしまうことはありませんか? しかもとても臭いオナラ(屁)。周りに人がいない時なら問題ないのですが、近くに人がいる場所では、我慢するのが大変。
特に学校や会社では、もしも出てしまったらと思えば思うほど、おならが出そうになって困りますよね。特に女性は・・・。
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おならって何?
そもそも、おならとは、何からできていると思いますか? おならの成分の7割は、口から入ってきた空気(窒素、酸素、メタン、炭酸ガス、酵素など)で、2割が血管から腸管に出てきたガスで、残り1割が腸内で細菌が食べ物を分解する時に発生するガスです。
体内にたまったガス(おなら)の約85%は血管を通って肺に運ばれて吐く息として出たり、皮膚まで運ばれて肌から出ているもので、残り約15%が、おならとして肛門から出ています。
おならが止まらないのは病気なの?
あなたは、1日に何回のおならが出ますか? 10回ですか? 100回ですか? おならが、たくさん出ることが大きな悩みとなっていますか?
あまりに出ると体がオナラ臭くなってしまうと心配するより、我慢して体内に残してしまう方が、後々、その匂いの成分が全身を回って皮膚から出てしまうようになると体臭がオナラ臭くなるので、ガマンしないで出しましょう。
おならは、自分でも気がつかないうちに出ていたり、寝ている間に出ている場合もあるので、自分で認識している数より多く出ているはずです。特に、臭いおならが止まらないのは困ったものです。
健康な人の場合、1日に10回~20回程度が、正常のようです。あまり頻繁に出るようであれば、以下の病気が疑われますので病院・医療機関を受診しましょう。屁が止まらない病気とは?
【 呑気症(どんきしょう)】別名:空気嚥下症(くうきえんげしょう)
【 クローン病 】 |
おならが止まらなくなる原因は?
おならの元になるものとは、主な、ガスの発生原因(理由)は次の3つなんですが、口から入れたほとんどの食品・食べ物が、おなら(ガス)の元になっているということです。
普段通りの生活をしている場合は、①や②が原因で、急におならが止まらないということはありません。
③の腸内で発生するガスの量が増えた時に、おならが止まらなくなると考えられます。
① 口や鼻から飲み込んだ空気 |
おならが止まらなくなる、おならの元は、いつもしている呼吸(息)が原因だったんですね。そして、ほとんどの食べ物が、おなら(ガス)の元になっているということです。(ただし、1日に平均すると10回以上は誰でも出ると言われています。)
【口や鼻から飲み込んだ空気】
特に食事中に食べ物と一緒に飲み込む空気です。早食いをする方や熱い飲み物をすすりながら飲む方は、一緒に飲み込む空気の量がどうしても多くなってしまいます。この飲み込んだ空気が、腸内のガスの9割を占めるようです。
【炭酸飲料の炭酸】
炭酸飲料を飲み過ぎると炭酸が、おならの原因になります。コーラやビールなど、飲み過ぎていませんか?
【腸内細菌が栄養分を分解する時の『ガス』】
食べ物を食べて、その栄養分を分解する時に、腸内細菌(善玉菌・悪玉菌)が発生させるガスの主なものは、以下の2つです。
★炭水化物系★(いも類や豆類など)善玉菌が担当 水溶性食物繊維を多く含む芋や豆などの炭水化物は、腸内細菌の内、主に、ビフィズス菌等の善玉菌が分解し、二酸化炭素やメタンなどのガスを発生しますが、これらはさほど臭くないガスです。
★タンパク質系★(動物性の肉類など)悪玉菌が担当 肉類などの動物性タンパク質は、腸内細菌の内、主にウエルシュ菌等の悪玉菌が分解し、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等の有害ガスを発生し、強烈な「ニオイ成分」なので、臭いオナラとなります。 |
体内に棲む腸内細菌である善玉菌と悪玉菌の理想的なバランスは善玉菌:悪玉菌=2:1の割合なのですが、肉類中心の食生活や不規則な生活習慣、ストレスや運動不足、睡眠不足などで、悪玉菌が異常に増殖してしまうと、腸内環境が悪化してしまい、悪玉菌の作る有毒ガスが急激に増えてしまいます。
腸内環境が悪化して悪玉菌が急増して、増えた悪玉菌の作る大量の有害ガスが、おならが止まらなくなる一番の原因と言えます。
おならが臭くなる原因
肉類を中心とした食事が多くなると、その動物性タンパク質や脂肪分が未消化のまま大腸まで届くと、悪玉菌の大好物があるようなものですので、悪玉菌によって分解(腐敗)させられて、有害物質が作られます。
その有害物質には、おならの臭いをクサくするインドールやスカトールといった硫黄の臭いのする有毒ガスが含まれます。おならのわずか1%しか含まれないのですが、強烈なニオイなんです。
腸内環境が悪化して、腸内に悪玉菌が増えてしまっている状態と言えます。
腸内環境が悪化して悪玉菌が増えるのが原因!
腸内環境が悪化していると悪玉菌が増えているので、悪玉菌の作る有害ガスにより腸がマヒさせられて、腸の働きが弱まり、腸のぜん動運動(便を腸から肛門まで運ぶ動き)が少なくなります。そうなるとウンチを排出しにくくなり腸に滞留しやすくなるので、便秘になってしまいます。
便秘でウンチが腸に長く残っていると悪玉菌がそのウンチを腐敗させ、さらに多くの有害なガスを発生させます。この悪循環で悪玉菌の作る有害ガスはどんどん増えてお腹にたまります。
そして腸が刺激されることで、止まらなくなるほどのおならが出てしまうのです。このおならは、強烈な臭いニオイがします。
オナラを減らす対策は
食事が入ると、胃や腸のぜん動運動が始まるので、どうしてもおならは出やすくなってしまいます。食後には、どうしても出てしまうのです。
おならを減らすには、以下の点を注意して下さい。
・食べ過ぎない ・肉類を減らす ・炭酸飲料を減らす ・早食いしない ・よく噛んで食べる |
こうすることで、お腹に溜まるガスは少なくなり、おならも出る回数も減ってくるはずです。
オナラが止まらなくて心配なこと
しかし、このような対応をしても、すぐにオナラが減るまでの効果が出るとは限りません。体がオナラを発生しやすい体質になっている場合には、どうしても出てしまうオナラへの対応も必要となってきます。
【 おなかの張りがつらい 】
おならが発生しやすいと、おならでお腹が張って苦しいと感じることも多くなります。お腹が張ったり、お腹が鳴ったりで、つらい思いをしている方は、参考にしてください。
【 オナラの音 】
おならは、なるべく音が出ないようにしたいですよね。しかも、たとえトイレの個室内であっても周りにオナラの音は聞かれたくないので、できるだけ無音でしたいと思いませんか?
【 寝ている間のオナラ 】
睡眠中は、おならは出やすい状態にあるので、もしかしたら出ているのかも知れませんよ。一人で寝ている場合なら問題ないんですが・・・。誰かと一緒の部屋で寝ることがあると、ちょっと不安な感じがしますよね。寝ている間に、おならが出にくくする対策をとっておいた方が良いかも知れませんよ。
おならが臭い場合は、要注意!
オナラが臭い場合は、おならを減らすだけではなく、腸内環境を改善して、おならも便もスムーズに出るようにしておかないと、悪玉菌の発生させる有害物質のガスは、腸内で発生するとすぐに体外に出せれば良いのですが、腸内に残ってしまうと、腸が吸収してしまい血液に取り込まれて全身に回ります。
その有害物質が、血液に入って肺まで運ばれ、臭いとなって口から出たり、皮膚から出たりして口臭や体臭に影響を及ぼすことになります。
腸内環境を整えておくことで、腸の動きも活発になるので、お腹にガスをため込むことも少なくなり、悪玉菌による臭い有毒ガスも発生しにくくなります。
腸内環境を整えるには、どうすれば良いのか? それは、善玉菌を増やして、腸のぜん動運動を活発にしてくれるサポート役を用意しておくということです。
短期間で腸内環境を整えることが出来ました
私も腸内環境が悪化して、おならが信じられない程、しょっちゅう出るようになりました。大体は、トイレに行って出すようにしていましたが、会社のトイレではオナラの音が、誰に聞かれているかもわからないので、おもいっきりスッキリ出すまでには至りませんでした。
腸内環境が悪化した状態で、おならがいつ出るか不安に思うことも精神的なストレスになっていたのは辛かったです。自律神経が乱れることで、胃腸のコントロールがうまく出来ずに、腸の働きが低下して、便秘や下痢・軟便を繰り返していました。
そこで、腸内環境を短期間で改善することができるものをあれこれ試し、ついに出会うことが出来ました。