寝てる間の寝べえ(寝屁・ねべ・寝っぺ)は、出ていませんか?
日中、オナラをがまんしていると、よけいに寝ている間に出ているかもしれません。
睡眠中は、無意識のうちにオナラが出ていても、本人はわからない場合が多いです。
目次
睡眠中におならは出やすい
おならが出るのは、大腸の働きが影響しているのですが、大腸の蠕動運動(ぜんどう うんどう)と呼ばれるものです。
ぜん動運動は、腸が縮んだり膨らんだりして、食べた物(便)を腸から肛門へ押し出そうとする働きで、この時にオナラも一緒に押し出されます。
睡眠中にも腸は周期的にぜん動運動を繰り返しているので、夜眠っている間に便を作るのと一緒に、オナラも出やすい状態にしているのです。
睡眠中におならが出てしまうのは、あくまでも生理現象なので、どうしようもないことなんです!
しかし、出ない方がいいですよね。
1人で寝ている場合は、良いのですが、誰かと一緒に寝ている場合は、相手に迷惑をかける場合もあります。
しかも、それがとても臭かったら・・・ 大変なことになりますよ。
おならの元は何?
おならの元になるものは、口から入れたほとんどの空気・食品・食べ物が、おなら(ガス)の元になっています。
・口や鼻から飲み込んだ空気 ・炭酸飲料の炭酸 ・ 腸内細菌が栄養分を分解する時の『ガス』 |
おならの元は、いつもしている呼吸(息)が一番の原因です。
そして、ほとんどの食べ物が、おなら(ガス)の元になっているということです。(ただし、1日に平均すると10回以上は誰でも出ると言われています。)
【口や鼻から飲み込んだ空気】
取り込まれやすいタイミングは、食事中に食べ物と一緒に飲み込む空気です。
早食いをする方や熱い飲み物をすすりながら飲む方は、一緒に飲み込む空気の量がどうしても多くなってしまいます。
この飲み込んだ空気が、腸内のガスの9割を占めるようです。
【炭酸飲料の炭酸】
炭酸飲料を飲み過ぎると炭酸が、おならの原因になります。
コーラやビールなど、飲み過ぎていませんか?
【腸内細菌が栄養分を分解する時の『ガス』】
食べ物を食べて、その栄養分を分解する時に、腸内細菌(善玉菌・悪玉菌)が発生させるガスの主なものは、以下の2つです。
★炭水化物系★(いも類や豆類など)善玉菌が担当 水溶性食物繊維を多く含む芋や豆などの炭水化物は、腸内細菌の内、主に、ビフィズス菌等の善玉菌が分解し、二酸化炭素やメタンなどのガスを発生しますが、これらはさほど臭くないガスです。
★タンパク質系★(動物性の肉類など)悪玉菌が担当 肉類などの動物性タンパク質は、腸内細菌の内、主にウエルシュ菌等の悪玉菌が分解し、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミン等の有害ガスを発生し、強烈な「ニオイ成分」なので、臭いオナラとなります。 |
体内に棲む腸内細菌である善玉菌と悪玉菌の理想的なバランスは善玉菌:悪玉菌=2:1の割合です。
しかし、肉類中心の食生活や不規則な生活習慣、ストレスや運動不足、睡眠不足などで、悪玉菌が異常に増殖してしまうと、腸内環境が悪化してしまい、悪玉菌の作る有毒ガス(臭いおなら)が急激に増えてしまいます。
おならの元ですが、飲み込んだ空気や炭酸飲料、善玉菌が作るガスであれば、臭くないので出てもさほど問題ないのですが、悪玉菌の作る有害ガスは臭いオナラとなるので、これが問題です。
臭いのは悪玉菌のせい?
おならがクサイという方は、腸内の悪玉菌が増えていて、ウンチを腐らせて異臭物質を発生させていると考えられます。
便秘になっていませんか?便秘になると悪玉菌が増えてしまいます。
便秘ではないという方も、便秘気味もしくは、これから便秘になる予備軍の状態かもしれません。
おならといえばイモを連想しますが、イモなどの炭水化物を食べて、腸で消化・分解して発生するガスは、あまり臭くはありません。
食べたものを善玉菌が普通に消化している場合には、オナラは臭くないのですが、悪玉菌の作る有害物質は少量でも臭いガスを発生してしまいます。
寝てる間に出さないようにするには
寝てる間に、寝っ屁が出にくくして、しかも、出たとしても臭くないようにしたいと思いませんか?
1人で寝ることしかないのならそれでも良いのですが、一緒に寝ている相手が異性の場合であれば、なおさら、気をつけたいものですよね。
おならの元となるガスは、実は食事の時に食べ物と一緒に飲み込む空気が一番多いんです。
一気に早食いすると、一緒にたくさんの空気を飲み込んでしまうのです。食事はゆっくりとしっかりかんで、食べることが重要です。
便秘になってお腹にガスをためこまないのはもちろんですが、起きている間は、できるだけオナラをがまんしないで、トイレとかに行ってしっかり出しておいて、溜め込まないことも重要です。
オナラを臭く無いようにするには
腸内の悪玉菌を減らして、善玉菌を増やすことで、悪玉菌の作り出す、悪臭のガスを防ぐことが出来るのです。
同時に便(うんち)のニオイも臭くなくなります。便秘も改善されるので、お腹の張りや膨満感も減って、寝屁も出にくくなります。
悪玉菌を減らすには、善玉菌を増やしてやればいいのです。腸内の善玉菌と悪玉菌の関係は、どちらかが増えれば、どちらかが減るという関係にあるんです。
善玉菌を増やすには、外から善玉菌を入れてやるか、善玉菌の栄養分を入れて増殖することが、一番確実で早いです!
生きて腸まで届く、善玉菌(乳酸菌)なら、しっかりと善玉菌を増やすことが出来ます!
寝ている間にオナラをしないように腸内環境を改善する方法を詳しくまとめましたので、参考になればと思います。
寝べえをしにくく、臭くなくなるように善玉菌を増やすには、こちら
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