
腸内細菌の中で、病気の原因になったりするなど、身体に害を及ぼす毒性のものを作り出すのが『悪玉菌』ですが、悪玉菌は全く不要な腸内細菌でしょうか?必要性はあるのでしょうか?
カラダに悪い働きをするのが悪玉菌なんですが、全く必要ないというわけではないんです。悪玉菌も役に立つことがあるんです。悪玉菌なのに必要ってどういうこと? と思われるかも知れません。その理由を説明していきます。
悪玉菌とされる代表の『ウェルシュ菌』は、肉類などのタンパク質から腐敗物質(インドール、フェノール、アンモニア、硫化水素、アミンなど)と言われる有害物質、つまりウンチやおならの悪臭の元を作りだしています。
しかし、悪玉菌(ウェルシュ菌)は、肉類などのタンパク質を分解して、その栄養素を吸収することができるようにしてくれているので、副産物として臭いガス(悪臭の元)を作るんですが、悪玉菌がいないと肉類を分解できないことになってしまいます。
このように、悪玉菌がいないと食べ物から栄養素を吸収できなくなってしまうということが言えます。
生まれたばかりの赤ちゃんの腸内は、無菌状態ですが、出産後、自発呼吸で外気を取り込んだり、母乳を飲むことにより、徐々に外部から細菌が腸内に入って来ます。悪玉菌もそのうちに無菌状態の腸に入り込んで来ます。
このことにより、初めてからだに害を及ぼす者の存在を認識して、これを攻撃するという免疫機能を備えることができるのです。つまり外部から入ってきた悪玉菌を悪者と認識して、排除しようとするのです。
免疫機能が働くようになると、カラダに害をおよぼすような細菌やウィルスが体内に侵入してくれば、免疫力で対処する力をつけていくようになるわけです。
悪玉菌は全く不要な腸内細菌ではなく、その必要性はあるのですが、腸内において悪玉菌の数が多く、優勢の状態であればカラダは不健康な状態と言えます。あくまでも、善玉菌が多く優勢でなければ、健康維持はできません。
善玉菌と悪玉菌がバランス良く存在する必要があります。善玉菌と悪玉菌を合わせた合計数は、ほぼ一定になります。したがって、善玉菌が減ると悪玉菌が増え、善玉菌が増えると悪玉菌が減るという関係にあります。
善玉菌も悪玉菌も全く0(ゼロ)になることはありません。腸内が善玉菌だけとか、悪玉菌だけとかにはなりません。善玉菌 2:悪玉菌 1 のバランスで存在するのがベストバランスと言えます。
豊富な食事があふれてる現代社会においては、よほど悪玉菌の好む肉類を控えめにして、食物繊維を多く摂るなどの食生活に注意していないと、悪玉菌がすぐに増えてしまいます。
食生活以外でも、生活習慣が乱れていたり、会社や家庭での過度のストレスによっても悪玉菌は増えていきます。年を重ねると自然と善玉菌の数も減っていくので、意識的に善玉菌(乳酸菌)を摂るようにしていかないと悪玉菌がすぐに優勢になってしまいますので日頃から注意しましょう。
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