生理現象であるトイレ事情(おしっこ、うんち、おなら)を職場で仕事のためにガマンすると色々な病気になってしまいますよ。我慢も大事ですが、健康を害さないようにガマンは、ほどほどにしましょう。
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職場のトイレには1日何回行くの?
女性が1日のうちで職場のトイレに何回行くのかを調査した結果は、一番多いのが3回(約3割)のようです。全体の平均回数としては、4回という結果になりました。全く行かない人もいれば、10回以上行く女性も結果は様々のようです。
おしっこや、ウンチ、オナラは、生理現象であるので、やめることは出来ません。仕事の都合ですぐには行けない場合もありますが、あまりにガマンしすぎると大変なことになりますよ!
トイレに行きたい時に行けるかどうか
仕事にもよりますが、トイレに行きたくなった時に、すぐに行ける環境かどうかは、大きな問題です。接客業や工場での勤務などだと、行きたいと思った時に、すぐに行けない場合も多く、しばらく我慢することになります。
おしっこをガマンすると膀胱炎や腎盂炎になるリスクが高くなるし、ウンチやオナラを我慢すると便秘になるリスクが高まります。あなたの職場のトイレは行きにくい環境ですか?
おしっこをガマンすると・・・
おしっこをガマンするのが多くなると膀胱炎になるリスクが高くなります。おしっこをすることで、膀胱や尿道に入ってきた細菌を流して体外に放出する役割がありますが、出さすにガマンしていると細菌が増えてしまいます。
さらに、膀胱の粘膜には感染を防ぐ働きがあるんですが、おしっこを我慢して膀胱を膨らませた状態にしておくと、膀胱の粘膜は広がったままの状態になります。膀胱の粘膜は広がったままだと、粘膜が伸び切った状態のため血行が悪くなり感染を防止する働きも低下してしまうのです。
このように膀胱内の細菌が増えて、膀胱炎になる可能性が高くなるのです。膀胱炎よりもひどい腎盂腎炎(腎盂炎)にまでなる場合もあるようです。
腎盂腎炎(じんうじんえん)は、細菌が尿道・膀胱へと入り込み膀胱炎になった後、その先の尿管を逆流して細菌が腎臓の一部の腎盂や腎杯、腎実質まで届いて炎症を起こす病気で、腎盂炎(じんうえん)とも言われます。症状としては、高熱・吐き気・嘔吐、だるさ感や、炎症を起こした側の腎臓付近の脇腹・背中などに強い痛みが出ます。
ウンチをガマンすると・・・
ウンチを我慢すると、お腹が張ったり、お腹が痛くなったりすることもあるのですが、下痢の時などの強烈な腹痛とかでなければ、割と簡単に我慢することも出来ます。しばらく我慢すると知らないうちに便意は消えてしまうなんて事も良くあります。
だからと言って、ウンチを我慢することに慣れてしまうと、そのうちに便意を感じなくなってしまいます。ウンチは大腸内に長い期間残ったままになり、大腸は必要以上にウンチから水分を吸収してしまうことで固くなって、余計に出にくくなるために便秘がひどくなります。
おならをガマンすると・・・
おならを我慢すると、お腹が張って苦しかったり、ひどくなると腹痛にまでなる場合もあります。我慢したおならは、血液に溶け込んで全身に行き渡ります。おならの元が悪玉菌の作り出す有害物質であれば、全身の細胞や各臓器にも悪影響を与えたり、口(口臭)や皮膚(体臭)から悪臭を放つことになります。
腸もおなら(悪玉菌の作る有害物質)によってマヒさせられ、腸の働きが低下することで、腸のぜん動運動(ウンチを腸から肛門まで運ぶ動き)も弱くなって、ウンチが大腸からなかなか移動しないので、そのうちに水分を吸収され過ぎて固くなって、さらに移動しにくくなり便秘の症状となります。
特に女性だと、人がいるところではオナラを我慢してしまうので、カラダに良くありません。できるだけ早くトイレとかで済ませるようにしましょう。
こんなトイレ事情は、どうすれば良いの?
おしっこについては、飲む水分量を調整することである程度、出るおしっこの回数を減らすことが出来ます。ウンチやオナラについても腸内環境を整えて、出来るだけ自宅のトイレで朝しっかりと出しておくことで、腹を下すようなことがない限りは、急に便意を感じることも少なくなるはずです。
日頃から、腸内に悪玉菌が増えないように、肉類中心の食事から野菜中心の和食などにしたり、水分をしっかりとったり、適度な運動や規則正しい生活をして睡眠不足にならないようにした生活習慣にすることが大切です。
悪玉菌を増やさないようにするのと併せて、善玉菌を増やすことをすることで、一層効果的に善玉菌を増やして腸内環境を整えることが出来ます。
腸内環境を整えておくと、こんなことが・・・
腸内環境を整えておくと、自宅でウンチは済ませてくることができるようになるし、オナラも少なくなったり、臭いがクサくなくなります。そうなると、職場のトイレだと、どうしても自分が使用した後の臭いは気になるものですが、その点では安心できるようになります。
仮に便意を感じてウンチをしても、短時間でスルッと出すことができるので、便器にくっつくようなベトベトウンチではなく、くっつきにくいコーティングされたウンチになります。しかもトイレ後も臭いニオイがしないので、平気でウンチも済ませることができます。
日頃から腸内環境を整えておくと、トイレの問題以外にも肌荒れを防いだり、免疫力を高めて風邪などの病気にかかりにくくなったり、アトピーや花粉症などのアレルギー症状の緩和、新陳代謝が良くなって太りにくい体質など良いことばかりです。試してみては、いかがでしょうか?