便秘などで便が出口で止まる、うんこが出ない時の最終手段は、摘便!

浣腸も効かない硬いうんちになって、うんこが出ない!

 

ちょっとやそっとじゃ便(ウンチ)が出ない状態には、最終手段を取るしかありません。

 

どうしても出さなければならない時に取る手段ですので、多用しないでください。下剤(便秘薬、浣腸)や摘便は、繰り返しやりたくないものです。

便秘 いきむ女性

目次

うんこが出ないことは危険だと認識してますか?

便秘を軽く考えている方も多いんですが、うんこが出ないというのはとっても危険なことなんです。

 

私たちは食事をして食べた物から栄養を吸収します。

 

そして排便によって食べた物のカスを有害物質や老廃物と一緒に便(うんち)として排出するのですが、うんこが出ないと体に悪影響を与える物質をそのまま体内に放置するようなものです。

 

腸内細菌の悪玉菌が、腸にとどまっているウンチを腐らせてしまいます。

 

うんこが悪玉菌によって腐敗させられることで有害物質を作り出して、さらに腸内環境を悪化させてしまいます。
→ お腹でウンチが腐る? 口臭や体臭は大丈夫ですか。

 

うんこが出ないと有害物質も腸内に残ったままになり、今度は腸壁から有害物質が吸収されるようになります。

 

吸収された有害物質は、血液に取り込まれて全身を巡るようになるのです。

 

有害物質が全身の細胞や各臓器に行き渡ると、カラダのあちこちが不調となって異常がでてきます。

 

有害物質によりマヒした大腸は、働きが低下して免疫力も弱くなってしまいます。

 

免疫力(抵抗力)は、体外から侵入してくる体に害を及ぼす細菌やウィルス、体内で発生する異常細胞(がん細胞)などを素早く見つけて撃退する働きなんですが、免疫力が低下することで病気にかかりやすくなったり、がん細胞を増やすことにつながります。

 

うんこが出ないと、腸内をこれだけ危険な状態にしてしまうのです。

 

何とかしてウンチを出すには

しかし、何とかして出にくくなった便を出さなければなりません。

 

ここでは、うんこが出ない時の最終手段として上げているので、まずは下記の2つの方法を試したけど、どうしても出すことができなかった場合に行う方法と考えて下さい。

 

最初にやってみること

【 ぬるま湯 】
洗面器にお湯を入れ、そこにお尻を入れて肛門を開いたり閉じたりする

【 ウォシュレットやシャワー 】
肛門周辺にウォシュレットやシャワーで水(温水)を当てて、刺激する

これらの方法の詳細は、こちら → うんこが出そうで出ない時の対応

 

それでも出ない場合には、以下を参照ください。

 

どうしても出ないものは何とか出す必要があります。出ない場合は、1番から順番に試してみてください。

 

1.便秘薬(下剤)や浣腸

便が固くてどうしても出ない場合は、一時的であれば、便秘薬や浣腸を使うこともアリです。

 

水分浸透成分(DSS)やオイル成分を含んだ便秘薬であれば、水分浸透成分の界面活性作用で固まった便に水分を浸透させて便を柔らかくしたり、オイル成分が腸内の便をすべりやすくすることで、排便を楽にしてくれます。

→ 例えば、こんな便秘薬です。

 

肛門から液を注入するタイプの浣腸は、液体の便秘薬が、直接、硬い便に届き、柔らかくすることで、スムーズな排便ができます。 → 例えば、一番良く使われる浣腸は、これです。

 

浣腸を使う場合は、肛門の近くにある直腸まで、固い便が届いており、そこでつまっているような感覚がある時に使用してみてください。

 

便秘薬(下剤)や浣腸は、絶対に安易に使うことなく、どうしても出ないという場合のみに使用してください。

→ 便秘薬(下剤)の種類は、どんなのがあるの?

 

お尻

2.摘便(てきべん)

出口(肛門)の直径より、詰まって大きなかたまりになった便(うんち)を出すには、出口(肛門)が裂けて広がるか、便のかたまりを小さくして、少しずつ出すしか方法がありません。

 

便の直径が、出口(肛門)の直径を超えてしまうと、すでに時は遅く、便秘薬(下剤)や浣腸(座薬)では、かたまりとなった便は、出すことができないどころか危険です。無理に出すと肛門がさけてしまいます。

 

そこで、登場するのが摘便(てきべん)という方法です。

 

摘便とは、介護用の薄いプラスチック手袋などをして、指を直接、肛門から入れて、便をつまみ出す方法です。

 

想像してしまうと、ちょっとやりたくないと思われるかもしれませんが、薬を使わない確実な方法であり、身体を傷つけることなく安全に取り出す方法で、意外にかなり多くの方も実践しているのが摘便なんです。

摘便を自分でやるのはちょっと無理だと思われる方は、便秘外来を受診して、便秘外来の先生に摘便をしてもらうのが一番です。

 

便秘外来以外の普通の病院の先生や看護師さんとは、摘便の技術のレベルが違います。はるかに楽に出してもらえるはずです。

 

ちなみに『便秘外来』という専門の診療科が近くに無い場合は、肛門科や胃腸内科、消化器内科などを受診してみて下さい。

 

どんなやり方でするのか興味のある方もいらっしゃると思うので、摘便のやり方を参考までに書いておきます。

摘便に必要な物

薄手のプラスチック手袋、ゴム手袋、ビニール手袋など

潤滑油としてグリセリンもしくは、オリーブオイル、ベビーオイルなど

 

摘便のやり方

摘便1-1

 

① 薄手の手袋をはめて、人差し指全体と肛門に潤滑油を塗って滑りやすくします。肛門の内側と便の間に人差し指を突っ込み、肛門周囲を軽く輪状に一周させ、便と肛門の間に空間を作っていきます。

 

 

摘便1-2

 

②人差し指をゆっくり肛門へ入れて、便の位置と大きさを確認したら、大きな塊を少しずつ小分けに切り取り、取り出していきます。肛門の出口を塞ぐ大きな塊がなくなるまで続けます。

便塊がなくなり、自然にそうになれば、便座に座って通常通りの排便をおこなう。

 

肛門内を傷つけないように行ないましょう。

 

病院

3.病院

それでも出ない場合は、病院を受診するのが一番楽だと思います。

 

これ以上、無理に出すと、切れ痔など後々大変なことになるので、恥ずかしい部分もありますが、病院にて処置してもらうのが安心です。

 

病院に行くなら、便秘外来を受診して、便秘専門の先生に摘便をしてもらうのが一番です。(便秘外来が近くに無い場合は、肛門科へ)

 

便秘外来以外の普通の病院の先生や看護師さんとは、レベルが違います。はるかに楽に出してもらえるはずです。

 

排便するたびに毎回このような騒ぎをするのは、大変です。

 

硬い便になると出すのが大変だと、お分かりの あなたへ

 

次に出すウンチは、ちょうど良いやわらかさで、スッキリ出したいものです。

 

快便 女性

【まとめ】

毎回、便秘薬(下剤)や浣腸に頼ることは、いくら副作用が少ないと言っても、使い続けると、手放せなくなり、これらの薬がないと排便できなくなってしまいますので注意が必要です。

 

どうしても便秘薬や浣腸を使わざるを得ない場合にのみ使用し、便秘薬に頼り過ぎることなく、用法・容量をきちんと守って使いましょう。

 

薬的な下剤(便秘薬)には頼りたくないものです。そのためには、普段から腸内の環境を善玉菌の多いキレイな状態にして、腸の働きを正常に戻すことで便秘を解消すると、免疫力もアップして、病気にかかりにくくなったり、代謝が良くなってダイエット効果が出たり、肌荒れが治ったりと、いいことばかりです。

 

腸内の善玉菌(=乳酸菌)を増やすためには、外部から乳酸菌を体内に摂り入れることです。

 

乳酸菌サプリは、薬(医薬品)では無く、健康食品なので、副作用もありません。

 

乳酸菌が濃縮されているので、一度にたくさんの数を摂れるので、効率的に腸内に善玉菌を増やして、健康になれますよ。

 

カロリーもすごく低いです。医薬品ではないので飲んですぐにと言う程の即効性はありませんが、早ければ翌日から効果を実感できる場合があります。

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