おなかの張りは、つらいもの。早くスッキリとしたいけど、根本的に解消しておかないと、ひどくなるばかりですよ。
目次
●おなかの張りは、どうして起きる?
お腹のはりの原因は、色々ありますが、腸内にガスがたまったために起こっていると考えられます。
どんなものがガスになるかというと、食物と一緒に口や鼻を通して入ってきて、飲み込んだ空気や、炭酸飲料の炭酸、腸内細菌が栄養分を分解する時の『ガス』、それから、便秘などで、腸内で便が腐ってしまって発生する腐敗ガスなどがありますが、腸の働きが弱いために、腸内でたまってしまって出にくくなっているのです。
たまったガスが、他の臓器などを圧迫してしまうと、腹痛という症状を引き起こしてしまいます。
特に、女性は、生理中に子宮や卵巣が膨張し、腸を圧迫することがあるので、お腹が張りやすいです。
●ハリを解消するには?
本来は、根本的に解消しておかないと、いけないのですが、少し時間がかかるので、まずは、ガス抜きをして楽にする必要があります。
★お腹を温める
お腹(腸)を温めることで、腸の働きが活発になり、ガスが抜けやすなります。
お風呂に浸かった半身浴や、温かいシャワーをおなかに軽くあてるなどをして温め、腹巻きやタオルなどをお腹に巻いて冷えないようにします。
半身浴中に、いっしょに、次のマッサージをすることも有効です。
★マッサージ
お腹を刺激することで、ガスを出やすくします。
【マッサージの方法】
へそを中心として、その周りを時計回りに『の』の字を書くように、手で軽くマッサージしていきます。
腸にたまったガズをやさしく肛門側に、流していくイメージです。
お腹を冷やさないようにして、手も温かくしてからマッサージを行って下さい。
★おなら出しポーズ方法
お腹を温め(腸の動きを活発化)て、マッサージをして流れやすい環境にしたら、次は、おならを出しやすいポーズをとることでガスを出していきます。
やり方としては、
① 仰向けになります。
② 両足を曲げて、膝を胸の方に息を吐きながら、くっつけるようにして抱えます。
③ 体を丸くしたまま、鼻から息を吸って口から吐き出す呼吸を5回程度行ないます。
足を元に戻して、また、①から③までを何回かくり返します。
これで、ガスが出やすくなるはずです。
おなかの温め、マッサージ、ガス抜きポーズをやっても、いっこうに改善が見られない場合は、腸内の炎症や他の病気が疑われますので、早急に、病院を受診してください。
●そのまま、ほっておくと大変。根本的に解消しましょう!
そもそも、おなかにたまったガスは、通常ですとオナラとして自然に出るものなのですが、腸の機能が低下することにより、腸の蠕動(ぜんどう)運動がしっかり行えず、便を腸から肛門へと押し出すことができないために便秘になり、腸内を塞ぐことが根本の原因といえます。
便が腸内に長く残ってしまうと、腸内で腐敗が進み、悪玉菌により、有害物質を発生させ、それがまたガス化すると腸内をパンパンにして、おなかの張りとなってしまいます。
早いうちに、オナラとして外に出さないと、腸がそのニオイのきつい有害物質のガスを吸収してしまい、それは血と一緒に体内をめぐることになります。
そうなると、皮膚からそのニオイ(便臭)が出てきて体臭となったり、肺を経由して呼吸する息と一緒に出てくることで口臭となったりします。
●根本的な解決方法は?
腸の本来の働きを戻してあげる必要があります。
お腹にハリがあるということは、腸内環境が悪化して悪玉菌の多い状態です。
善玉菌を増やして、善玉菌優勢の腸内環境に改善する必要があります。
悪玉菌が多い時は、悪玉菌の好きなアルカリ性の環境ですが、善玉菌が増えると、善玉菌が糖質を分解して乳酸を作り、その乳酸が腸内を弱酸性にします。
酸性になることで、腸の蠕動運動が促進され便秘が改善され、便を溜め込まないので血液も浄化され、血液もサラサラになり血流がよくなることで腸の働きも良くなります。
●善玉菌が不足していませんか?
お腹のハリが気になる方は、腸内に悪玉菌が増えすぎて、善玉菌(乳酸菌)が足りない、不足してることが原因の場合が多いです。
不足している善玉菌(乳酸菌)を摂るようにしてみてはいかがですか?
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